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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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何かの境目?芝生広場に太く真っすぐな線 神戸・春日台公園 2019/11/23

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芝生広場に引かれた太く真っすぐな線=春日台公園

 西神ニュータウンでの取材の合間、春日台公園(神戸市西区春日台9)に立ち寄った。園内の芝生広場に何やら太く真っすぐな線が。長さは70~80メートルほどある。線の先にはクスノキがそびえ立つ。何かの境目なのか?。

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芝生広場に引かれた太く真っすぐな線=春日台公園

 公園にいた住民に尋ねてみても「何でしょうね?」。よく見ると、芝が生えないように固められている。謎は深まるばかり。管理する市西建設事務所に聞いた。

 「線は子午線に沿って引いてます」(同事務所の担当者)。そう、ここは日本標準時子午線上にある公園なのだ。線は東経135度を表しているという。

 同事務所によると、西神ニュータウンの開発時、弥生時代の中期-後期とみられる遺跡や土器、石器が見つかり、1986年に公園として整備された。81年の「神戸ポートアイランド博覧会」で川鉄地球館の屋外展示物として公開された日時計も設置されている。つまり「日本の時間が一番正確に分かる場所」だ。

 線上を歩く。一歩一歩、時間の大切さを確認しながら…。次の取材に行こう。「時は金なり」だ。(村上晃宏)