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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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農業だけじゃない「貸農園」も盛ん 都心近く安価 神戸・西 2019/12/15

 兵庫県内有数の農業地としての顔を持つ神戸市西区は、葉物野菜や果樹栽培に加え、貸農園も盛んだ。市観光園芸協会が管理する市内23園のうち、20園が同区にある。

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 都心部からのアクセスの良さや、1口(16・5平方メートル)の農地使用料が年間7千円(別途入園料年間3千円必要)という安さが人気を集め、現在、区内外の936人が利用する。各園によって水道利用料の支払いや物置の有無などの違いがあるため、空き情報や使用条件を同協会ホームページで確認する必要がある。

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 同協会神戸ホビーファーム部会長を務め、貸農園「太山寺園」(西区伊川谷町前開)を営む鷺野雅之さん(64)は、遊休地利用として約20年前に始めた。

 開園当初は、定年退職後の趣味として畑を始める男性利用者が多かったが、最近では、「子どもに安心安全な野菜を食べさせたい」と、自家栽培に目覚める母親や親子連れなどが増えてきたという。

 利用者が充実した農園生活を送れるようにと、手ぶらで「週末農業」ができる貸農園も出てきた。鷺野さんは自由に使える堆肥を用意し、サポートに当たる。

 「凝り始めるとみんな知識を付けてきて、もみ殻をまいたり、虫食い対策に混作したりと、それぞれの畑に個性があっておもしろい」と笑顔を見せる。(喜田美咲)