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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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遊歩道をサクラのトンネルに 神戸・西区の「さくら守」 2019/12/15

 自分たちが暮らす地域を愛し、守り、育てる。西マンスリーの取材を続けていて、この思いにあふれた多くの人たちに出会った。その中から二つのまちづくり団体を紹介する。(喜田美咲)

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 神戸市西区桜が丘は、その名の通りサクラが自慢の街だった。入居が始まった1975年ごろには、各戸の庭に、道沿いに、公園にサクラの木が植わり、その数は2500本に上った。

 40年以上の歳月がたち、枯れたり、弱ったりして約700本まで減少した。「もう一度、サクラに包まれた街にしたい」。2年前、自治会員24人で「さくら守」を発足させた。

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 植物に詳しいメンバーもおり、専門的な知識も学びながら、樹木の手入れや剪定、倒壊危険木の伐採などに取り組んでいる。植樹には、県民緑税による「県民まちなみ緑化事業」や、「宝くじ桜」を活用。今年3月には、桜が丘小学校や木津小学校の児童らが、卒業記念として、50本のサクラの苗木を植えた。

 羽根田隆司代表(67)は「1200メートルにわたって延びる幅8メートルの遊歩道がこの街の誇り。そこをサクラのトンネルにしたい。そんな日がくるよう、活動を続けていきたい」と力を込める。