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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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魚は増えているが閉園状態 須磨海づり公園の今をレポート 2019/06/14

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 大阪湾にせり出した約500メートルの桟橋。その先には円柱形の建物が立つ。船に乗らずとも沖合の大物を狙える釣り場として、玄人からファミリー層まで人気を集める神戸市須磨区の「須磨海づり公園」。昨年8月の台風以降、閉園状態が続く。海釣りファンにとって、いつ開園するのか気になるところ。特別に許可をもらい園内の今を探った。

 開園は43年前の1976年。最盛期の84年には年間約12万人が来園したが、近年は5、6万人で推移している。

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 「来年度の開園を予定していますが、詳しい日程は決まっていません」と信川健一前園長(45)。園内は電気系統が全壊し、職員が目視で確認したかぎりでは、めくれたり、変形したりした金属製網は600枚超に上る。園内約6千平方メートル中、半分以上で何らかの破損が確認できたという。2004年にも台風の影響で休園したことはあったが、1カ月で開園にこぎつけた。信川前園長は「今回は桁外れ。満潮時に台風が直撃した影響も大きい」と話す。

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 市農水産課によると、19年度当初予算に復旧費として4億円を計上した。ただ、被害が大きく工事金額が膨大なため、慎重な業者選びが続いている。また、冬場に海が荒れるため、どの時期に工事するのが適切か、調査段階にあるという。来年度に復旧できるのか…と思ってしまう。

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 網がやぶれ、大きく破損したいけすに目をやる。海藻が大量に繁殖している。「休園の間、釣り人がおらず、魚が増えています」と信川前園長。確かにメバルなど小魚が増えたように見える。「何だか皮肉だ」。そう感じながら同園を後にした。(西竹唯太朗)