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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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法話の技競う 丹波篠山・長楽寺住職がグランプリ 神戸・須磨寺 2019/06/03

記事

 若手僧侶の法話を通して「また会いたいお坊さん」を選ぶイベント「H1法話グランプリ~エピソード・ZERO~」(神戸新聞社など後援)が2日、神戸市須磨区須磨寺町4の須磨寺であった。約400人の聴衆を前に、7組8人が法話を披露。兵庫県丹波篠山市の長楽寺住職、安達瑞樹さん(44)がグランプリに輝いた。

 同イベントはもともと栃木県の真言宗僧侶が発案し、同県内で開かれていたが、昨年11月には神戸市内で初開催。今回は宗派の枠を超えて僧侶が参加することになり、話題を呼んで約400席が2日で完売した。

 8人は制限時間10分の中で音楽や紙芝居の手法、無言の時間をつくるなど工夫を凝らして語った。安達さんは、落語の技法を組み合わせて披露。スズムシの産卵の時に雌が雄を食べることなどを紹介し「どこの世界も女性が強い」と会場を笑いに包みつつ、「大切な人を亡くした時に私たちは命のはかなさを感じるが、普段の何げない生活から命を見詰めていくことが大事」とまとめた。

 来場した同市長田区の会社員(26)は「座禅会に行ったこともあるが、その時と違うお坊さんの姿に親近感が湧いた」と話した。(長沢伸一)