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M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

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楽しんで仏教触れて 催しで地域交流 神戸・須磨寺 2019/06/04

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須磨寺を会場にファッションショーを行った「テラシカル」(スマプラ提供)

 お寺が地域の人たちの身近な存在になるためには-。須磨寺(神戸市須磨区須磨寺町4)では昨年から、市民団体と連携し、ファッションショーや子ども向けの催しなど地域交流を始めた。楽しみながら仏教の教えに触れてもらう、こうした取り組みが、次々と実を結んでいる。(久保田麻依子)

 須磨寺の小池陽人副住職(32)と、同区の市民団体「スマプラ!」の高橋大輔さん(37)が中心となって企画している。2人は昨年、同区のまちづくり会議に参加した際に意気投合し、若い世代にお寺に来てもらえるきっかけづくりを模索してきたという。

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「テンプリッシュ」で英語かるたを楽しむ子どもたち(スマプラ提供)

 最初に実現したのが、3月に同寺で開催したファッションショー。「物を大切に扱う」という仏法を軸に、服の素材や生産地にこだわったファッションブランドをモデルが着こなし、音楽に合わせて即席のステージを歩く。雑貨や服の販売会もあり、20代、30代の若い女性が多く駆け付けた。

 10連休最終日の5月6日には、子どもたちが日本文化を英語で学ぶイベント「テンプリッシュ」を催した。小学生17人が英語のかるたを楽しみ、小池さんが紙芝居を読み聞かせたり、子どもたちと一緒に般若心経を唱えたりしたという。

 小池さんは「昔はお仏壇が家にあり、お供えや祈りは身近な習慣だった。若い人たちが仏教の教えに触れるのは暮らしでも役に立つし、お寺本来の役割である『寺子屋文化』の復活にも期待したい」と目を輝かせる。