People People

M's KOBE

海と山に囲まれた港都・神戸。明治期の開港をきっかけに、映画やジャズ、ファッションなど西洋文化をいち早く取り入れ、モダンでハイカラな街として発展してきました。

神戸新聞では2018年7月から市内9区をひと月ずつ訪ね歩く「マンスリー特集」をスタート。これまで紙面掲載された記事を集めました。神戸らしさを象徴する「海(Marine)」「山(Mountain)」「音楽(Music)」「神戸牛(Meat)」「出会い(Meet)」、そして「マンスリー(Monthly)」の頭文字「M」をあしらった、その名も「M's KOBE」。

Kobe
People People People

手話や体で音楽表現 神戸聴覚特別支援学校でコンサート 2018/09/14

記事

 健聴者もろうあ者も一緒に音楽を楽しむ「歌のバリアフリーコンサート」が13日、兵庫県立神戸聴覚特別支援学校(神戸市垂水区福田1)であった。手話や体の動きで、歌を目に見える形で表現するNPO法人「ハッピーブリンデン」(鹿児島県)が来演。同校の小学部や高等部の生徒、保護者など約120人が楽しんだ。

 同法人は2003年にコンサートを始め、これまでに九州地方を中心に小学校や保育園など約100カ所を訪れた。同区で障害者施設を運営する「美・COSMOS」の中塚茂之会長(64)が、ろうあ者でも体を揺らしながら楽しむ姿に感動し、公演を依頼した。

 魔法使いの「マダムツボム」やチャプリンにあこがれる女の子「ヤップリン」など5人の出演者が、6人目の仲間である会場の子どもたちと一緒に作り上げるコンサート。歌の三要素(歌の気持ち、歌詞、テンポ)を出演者がダンスや手話などで表現する。

 披露する歌は全てオリジナル曲で、鹿児島弁の歌詞もある。誕生を祝う歌「きみの誕生日」や、気持ちを鼓舞する「エイエイオーの歌」では、簡単な手話や腕を突き上げる振りを会場全体で行った。アンコールでは生徒らもステージに上がり、大いに盛り上がった。

 小学部6年の男児(12)=同区=は「鹿児島の言葉も新鮮だったし、歌声もきれいでダンスも面白かった。歌に合わせて腕を上げるのも楽しかった」と笑顔を見せた。(吉田みなみ)