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没後10年白髪一雄水滸伝豪傑シリーズ

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2018年11月10日~2018年12月16日

尼崎市|尼崎市総合文化センター

  • 迫力ある白髪作品が並ぶ展覧会場=尼崎市総合文化会館

  • 白髪一雄「天暴星両頭蛇」(1962年、京都国立近代美術館蔵)

  • 雑誌「美術手帖」に掲載された白髪のイラスト原画。自らの制作の様子を軽妙な漫画風に描いている

異才が描く水滸伝の世界

 戦後、尼崎を拠点に活動した前衛画家の白髪(しらが)一雄(1924~2008年)の没後10年を記念した回顧展「水滸伝豪傑シリーズ」が、尼崎市総合文化センターで開かれている。足を絵筆代わりに描く「フットペインター」として世界的に知られる異才。生命力みなぎる絵は、炎のように「熱い抽象」だ。(堀井正純)

 白髪は少年時代から中国の伝奇小説「水滸伝」を愛読。タイトルに登場人物108人の名を冠した作品群を残した。主に1959年からの6年間に集中的に制作。気力、体力とも充実していた30代後半で、200号の大作が多数そろう。今回は同シリーズに焦点を当て、国内各地から20点を集めた。

 連作を始める3年前、神戸新聞に「水滸伝的豪放」というエッセーを寄せており、記事の切り抜きも並ぶ。その中で、「素朴豪放のかたまりみたいなもの」と評し、「私の創造精神と密接なつながりを持っている」と説明。大陸的な中国古典が大きな影響を与えたことを明かしている。

 それぞれの豪傑をイメージして描いたわけではない。絵ができてから、画面から受ける印象で名を当てはめた。例えば「天暴星両頭蛇(てんぼうせいりょうとうだ)」は、画面に大きく口を開いた蛇の頭のような線があったからだ。

 「天満星美髭公(てんまんせいびぜんこう)」は、白地にクリムソンレーキと呼ばれる絵の具の鮮烈な「赤」がまるで流血のよう。血みどろの巨獣が格闘し、のたうち息絶えた場面を思い描いた。暴力的な「死」のイメージだ。

 一方、「天空星急先鋒(てんくうせいきゅうせんぽう)」は、画面を自在に駆ける太くダイナミックな線が特徴。星々が爆発し、宇宙の始まりを告げるビックバンを思わせる。生命「誕生」のイメージだろう。

 ターザンのように天井からつるしたロープにつかまり、床の画布に足を滑らせて描いた。大胆な運動が画面に刻まれる。

 雨の中、約1トンもの泥の塊の中に裸で飛び込み、全身で泥と格闘するパフォーマンスを披露したことがある。フットペインティングも「足で」描くのではなく、「全身で」描くということが実感される。

INFORMATION

イベント名
没後10年白髪一雄水滸伝豪傑シリーズ
開催期間
2018年11月10日~2018年12月16日
開催時間
10~17時
開催場所
尼崎市総合文化センター
住所尼崎市昭和通2
アクセス
阪神尼崎駅より徒歩5分
料金
一般800円、65歳以上500円、大学・高校生400円、中学生以下無料
電話番号
同センターTEL06・6487・0806
URL
http://www.archaic.or.jp/event/gallery/detail.php?id=307
備考
火曜休館

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更新日:2018/12/05

イベントの開催情報や、スポットの詳細情報は変更になる場合があります。事前にご確認のうえ、おでかけください

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