Loading...

TOP > イベントを探す > イベント情報
EVENT

長くつ下のピッピの世界展

ツイート facebook シェア Google Plus

2020年02月01日~2020年03月29日

神戸市東灘区|神戸ファッション美術館

  • ピッピが暮らす家の模型=神戸ファッション美術館

  • 人気陶芸家リサ・ラーソン作の陶製ピッピ=神戸ファッション美術館

  • イングリッド・ヴァン・ニイマン「『長くつ下のピッピ』出版社用ポスター原画」(1940年代後半 アストリッド・リンドグレーン社所蔵) Illustration Ingrid Vang Nyman The Astrid Lindgren Company

  • リンドグレーンの肖像写真や言葉=神戸ファッション美術館

リンドグレーンが描く北欧の暮らしと子どもたち

 スウェーデンの世界的な児童文学作家アストリッド・リンドグレーンさん(1907~2002年)の人と作品に光を当てた「長くつ下のピッピの世界展」(神戸新聞社主催)が神戸市東灘区の神戸ファッション美術館で開催中だ。既成の価値観や因習に立ち向かった作家の生き方もまた強く美しい。(堀井正純)

 展示の中心の代表作「長くつ下のピッピ」シリーズは、無鉄砲で天衣無縫(てんいむほう)な「世界一強い少女」の物語。ピッピは怪力で馬や大男を持ち上げたり、火事の家から子どもらを救出したりと大活躍する。病床の長女にせがまれ、作家が即興で語り聞かせた話を後に本にまとめた。純粋で奔放なヒロインは世界中で愛され、今年は初版刊行から75周年を迎える。

 アニメ界の巨匠高畑勲さん、宮崎駿さんらが若き日にアニメ化を試みたことでも有名だ。エッセンスは名作「アルプスの少女ハイジ」「パンダコパンダ」に生かされている。

 会場には挿絵原画や書籍、ポスター、ピッピの暮らす家の立体模型などを展示。馬を持ち上げたピッピをかたどる北欧の陶芸家リサ・ラーソンさんによる陶製人形がほほえましい。

 映像やパネルで作家の生涯や理念も紹介。「本のない子ども時代は真の子ども時代とはいえません」「本を手にした子どもはひとり、魂の秘密の空間に、自分だけの絵を描く(略)人間にはこのような絵が必要」と本や想像力の必要性、可能性を語る言葉が壁面を彩る。

 第2次世界大戦でスウェーデンは中立国だったが、「もう戦争はごめんと、ヒューマニズムのために闘う主人公が生まれた」と専門家は記録映像の中で分析。ピッピは大人さえ打ち負かす自身の力を善のため使い、優しさを忘れない。読み手が学ぶのは、力で人を支配することでなく、「弱者を助ける大切さ」だと。

 「子どもは尊重され、愛される存在であるべき」が作家の持論。しつけのため体罰が許されていた時代に、「暴力は絶対だめ!」と題して講演し、母国での児童への体罰を禁止する法律制定のきっかけになった。根底にあったのは、誰もが持つ「自由」の権利を守りたいとの意思だろう。受け止めるべきメッセージは少なくない。
 
 ※3月15日(日)まで「臨時休館」
 3月29日まで。月曜(祝日の場合は翌火曜)休館。一般千円ほか。同館TEL078・858・0050

INFORMATION

イベント名
長くつ下のピッピの世界展
開催期間
2020年02月01日~2020年03月29日
開催時間
午前10時~午後6時
開催場所
神戸ファッション美術館
住所神戸市東灘区向洋町中2-9-1
アクセス
六甲ライナー・アイランドセンター駅下車すぐ
料金
一般千円、大学生・65歳以上500円、高校生以下無料
電話番号
TEL078・858・0050
URL
https://www.fashionmuseum.or.jp/
備考
※月曜休館
※3月15日(日)まで「臨時休館」

地図を見る

更新日:2020/03/25

イベントの開催情報や、スポットの詳細情報は変更になる場合があります。事前にご確認のうえ、おでかけください

明日どこ行く?

SEARCH
話題のキーワード
ページトップへ