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コレクション展「美人のすべて」

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2020年01月29日~2020年03月08日

その他|福田美術館

  • モダンな洋傘を手にした女性らを描いた西山翠嶂のびょうぶ絵「花見」(1909年)

  • 上村松園「美人観月」(1913年ごろ)

上村松園の作品を中心に

 京都画壇で活躍した近代美人画の名手、上村松園(1875~1949年)の作品を中心にした「美人のすべて」展が、京都・嵐山の福田美術館で開かれている。同館の日本美術コレクションを基に、浮世絵も交え計60点で、近世から近代までの美人画の系譜をたどる。(堀井正純)

 近代美人画の源流は近世初期の風俗画。そこから江戸初期に流行した「寛文美人図」と呼ばれる立ち姿の美女を描く絵が生まれ、江戸庶民を魅了した浮世絵の美人画へとつながっていく。本展では、その流れをたどりつつ、明治以降のさまざまな女性美の表現をクローズアップする。

 可憐な乙女や妖艶な遊女、たおやかな舞妓、ハイカラな町娘、野良着姿の健康的な農家の女性…。近代美人画では、洋装女性も題材となったが、本展が取り上げるのは、いずれも和装の美女たち。着物の柄や着こなし、日本髪に髪飾り、優美なしぐさや表情が見どころとなっている。初雪や花見、蛍狩りなど、移ろう季節もまた重要なテーマだ。

 松園の「美人観月」は、「蚊帳の角 一手はずして月見かな」という句を基に、夏の夜の一コマをさわやかに描いた1枚。画中に満月はなく、見上げるポーズで存在を暗示する。日々の暮らしの中の美や喜びが、さりげなく、そして巧みに捉えられている。

 女性画家・松園は、女性の内面の高潔な精神性も絵に込めようと心を砕いた。凜とした理想の美は、歴史画でもある「静御前」などにもよく見て取れる。初公開作「雪女」にも、はかなさとともに、女の強さがにじみ出る。

 美人画で松園と並び称された、鏑木清方やその弟子である伊東深水、山川秀峰、寺島紫明(明石出身)らの名品も展示。秀峰のデビュー作「振袖物語」の主役は、振り袖をまとった美少年。女性以上に美しいが、その冷ややかなまなざしに思わず身震いする。美は光ともなるが闇を宿すこともある。忘れがたい一枚だ。

 3月8日まで。火曜休館。一般1300円ほか。阪急嵐山駅から徒歩約10分。同館TEL075・863・0606

INFORMATION

イベント名
コレクション展「美人のすべて」
開催期間
2020年01月29日~2020年03月08日
開催時間
午前10時~午後5時
開催場所
福田美術館
住所その他京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町3の16
アクセス
阪急嵐山駅から徒歩約12分
料金
一般・大学生1300円、高校生700円、小中生400円
電話番号
TEL075・863・0606
URL
https://fukuda-art-museum.jp/
備考
※火曜休館

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更新日:2020/02/20

イベントの開催情報や、スポットの詳細情報は変更になる場合があります。事前にご確認のうえ、おでかけください

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