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フランス絵画の精華

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2020年05月26日~2020年08月16日

その他|大阪市立美術館

  • 「ウェヌスの勝利」(右)など、ブーシェの油彩画が並ぶ一画=大阪市立美術館

ヴァトーの雅宴画など注目

■自由で洒脱 ロココの粋 絵画やファッション紹介、二つの展覧会

 18世紀の繊細甘美な「ロココ主義」に光を当てた展覧会が大阪と神戸で開かれている。大阪市立美術館(同市天王寺区)の特別展「フランス絵画の精華」では、17世紀の古典主義、19世紀の新古典主義やロマン主義の名画と共に紹介。(堀井正純)

 ロココは、フランス国王ルイ15世時代に盛んとなった芸術様式で、軽妙洒脱(しゃだつ)さや自由奔放さが特徴。

 「フランス-」展には、英仏の美術館が所蔵する油彩画や素描約80点を出品。ロココ美術を代表する画家ジャン=アントワーヌ・ヴァトーやフランソワ・ブーシェらの作品も並ぶ。

 ヴァトーは、紳士淑女らが野外でダンスや音楽に興じ、愛を語り合う姿を描いた「雅宴(がえん)画」と呼ばれる絵画ジャンルを生み出し、人気を博した。

 注目作の一つ「ヴェネチアの宴」も、ヴァトーの雅宴画の名作。みやびやかで幻想的でもある。20人近い男女の群像図の主役は、画面中央の白いドレスの女と、彼女と相対する異国風の衣装の男。2人が踊り出す場面で、そろって前に踏み出す左足が恋の始まりを暗示するかのよう。周囲の男女はそれぞれ恋の駆け引きに忙しいが、画面右で楽器を手にした黄色い服の音楽家だけが中央の女を悲しげに見つめ、恋の三角関係も予感させる。

 実は、音楽家はヴァトーの自画像で、異国風の服の男はヴァトーの友人の画家という。私生活と絡めたという深読みもできるが、演劇好きのヴァトーが恋の一幕を友人と演じる姿を描いたとの見方もある。

 西洋美術の世界では「歴史画」「神話画」が重んじられたが、同時代を描く雅宴画は風俗画的要素が強く、親しみやすい。ヴァトーが描いたのは、崇高な宗教的世界や道徳観ではなく、恋や憧れ、期待や不安といった繊細微妙な感情。画中の人物たちが芝居を演じているかのような演劇的要素も取り入れ、鑑賞者がより感情移入しやすいよう工夫も凝らしたのだろう。

 一方、ブーシェによる「ウェヌスの勝利」は神話画だが、女神たちのヌードを描く大画面は明るくも官能的。享楽的で生命力に満ちる。悲劇の王妃マリー・アントワネットの肖像画を手掛けたことで有名な女性画家ヴィジェ・ルブランの人物画なども並ぶ。

 8月16日まで。月曜休館(同10日は開館)。1400円ほか。なにわコールTEL06・4301・7285

INFORMATION

イベント名
フランス絵画の精華
開催期間
2020年05月26日~2020年08月16日
開催時間
8月16日まで。月曜休館(同10日は開館)
開催場所
大阪市立美術館
住所その他大阪市天王寺区
料金
1400円ほか
電話番号
06・4301・7285(なにわコール)
URL
https://www.osaka-art-museum.jp/sp_evt/france

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更新日:2020/08/01

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