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ミナ ペルホネン/皆川明 つづく

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2020年07月03日~2020年11月08日

神戸市中央区|兵庫県立美術館

  • 約400着のワンピースやスカートが並べられた「森」のコーナー=兵庫県立美術館

  • 多彩なデザインの生地の原画などが並ぶ一画=兵庫県立美術館

  • 刺繍による定番柄「タンバリン」の生地の前に立つデザイナー皆川明さん=兵庫県立美術館

壮観400着の「服の森」 長く愛される普遍的デザイン

 生地作りにこだわり、独自の衣装や家具を制作し、幅広い支持を集める「ミナ ペルホネン」。ファッションデザイナー皆川明さんが設立したブランドの四半世紀の歩みを振り返る特別展が、兵庫県立美術館で催されている。テーマは「つづく」。
 目指すのは「暮らしに寄り添うデザイン」や、長年着続けられる「特別な日常服」。国内各地の織物産地などと協力し、独自図案による生地作製から服作りを始める。1995年のブランド設立から手掛けたオリジナル生地は800種以上に及ぶ。
 例えば、「タンバリン」は機械による刺繍(ししゅう)で、手仕事に近い繊細微妙な「円」をドットで表現する定番柄。その生地がドレスや椅子、バッグに“変身”する。タンバリン柄の商品の広がりを伝えるコーナーは、生物の進化や多様性を示す「系統樹」を見るよう。いや、「風」「土」「種」など8章構成の展示全体が「ミナ ペルホネン」という不思議な“生命体”の「生態系」の紹介のようにも思えた。
 フィンランド語で「ミナ」は「私」、「ペルホネン」は「蝶(ちょう)」を意味する。生地の図案は、軽やかに舞う蝶の姿のほか、空いっぱいに飛ぶ鳥や跳ねるウサギ、カラフルな砂時計…。「芽」と題した一室は、デザイナーたちが紡いだ多彩でカラフルな図案の原画で埋まる。基本は手描きで、色や形のぬくもりや遊び心が心地よい。時にぎこちない線がいとおしい。
 壮観なのは、「森」のコーナー。25年間に発表した洋服からワンピースやドレス、ジャケット約400点を選び、天井まで届くほど周囲の壁に並べた。新旧を問わず、年代をミックスしたランダムな展示は、モード界の慣習に反し、流行をあえて追わないブランドの哲学の反映といえる。
 シンプルで詩情をたたえ、古びない図案、意匠の数々。通奏低音として響くのは「幸福感」「優しさ」だろうか。着る人を元気にし、幸せにするたくさんの衣装が集まって、まさに「服の森」を形作る。
 端切れや余り布を捨てずに、積極的に活用する服作りも興味深い。環境保護のため、持続可能性を意識したものづくり。これもまた「つづく」のテーマにつながる。
 皆川さんが目指すのは「100年続くブランド」。夢や理念は次の世代へと託されていく。

INFORMATION

イベント名
ミナ ペルホネン/皆川明 つづく
開催期間
2020年07月03日~2020年11月08日
開催時間
月曜休館(祝日は開館し、8月11日と9月23日休館)
開催場所
兵庫県立美術館
住所神戸市中央区
料金
1400円ほか
電話番号
078・262・0901
URL
https://mina-tsuzuku.jp/
備考
コロナウイルス感染防止のため、日時予約制を採用

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更新日:2020/09/07

イベントの開催情報や、スポットの詳細情報は変更になる場合があります。事前にご確認のうえ、おでかけください

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