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郷土玩具展-干支の牛・丑・ウシ |
2021年01月05日~2021年02月28日
加古川市|あかりの鹿児資料館
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赤べこ(右)など各地の牛の郷土玩具を紹介する横山奈央子さん=加古川市加古川町粟津
「赤べこ」に疫病退散願う
真っ赤な体に、黒色の斑点。リズムよく揺れる首。赤い牛の張り子人形で、福島県会津地方の伝統工芸品「赤べこ」だ。新型コロナウイルスの感染が拡大する中で迎えた新年。加古川市加古川町粟津、あかりの鹿児(かこ)資料館では、疫病よけの祈りが込められた赤べこをはじめ、各地に伝わる牛の郷土玩具約100点を展示している。
日本では天然痘を防ぐまじないとして、遅くとも江戸時代から赤いものを飾ったり、身に着けたりする習慣があったという。赤べこは愛らしい外見も重なり、子どもに贈ることが多かったらしい。斑点は天然痘にかかった痕とされる。
同館では、神戸市の収集家から寄贈された計2千点以上の郷土玩具を所蔵。毎年、干支(えと)にちなんだ企画展を開いており、今年のテーマは「郷土玩具展-干支の牛・丑(うし)・ウシ」。大小5点の赤べこや、米俵を背負った牛の伏見人形(京都市)など、北は青森県、南は佐賀県までの作品が並ぶ。
同館学芸員の横山奈央子さんは「牛は、かつて人の身近にいた存在。郷土玩具を見て、その歴史を感じてほしい」と話す。企画展は2月28日まで。同館TEL079・421・2191
(千葉翔大)
INFORMATION
- イベント名
- 郷土玩具展-干支の牛・丑・ウシ
- 開催期間
- 2021年01月05日~2021年02月28日
- 開催場所
- あかりの鹿児資料館
住所加古川市加古川町粟津 - 電話番号
- 079・421・2191
- URL
- https://kakolightingmuseum.or.jp/
更新日:2021/01/14
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