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寅年・新春記念展「丹波を訪れた四人の巨匠たち」

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2022年01月15日~2022年03月13日

丹波市|植野記念美術館

  • 大橋翠石筆「明治天皇献上作大下図」(1902年)。作品制作の経緯も記されている

「日本一の虎の画家」大橋翠石らの名画公開へ

 寅年(とらどし)の新春記念展「丹波を訪れた四人の巨匠たち」(神戸新聞社後援)が15日、兵庫県丹波市立植野記念美術館(同市氷上町西中)で開幕する。「日本一の虎の画家」とも呼べる大橋翠石(すいせき)(1865~1945年)ら、近代日本画壇で活躍した4人の名画約90点を紹介する。(堀井正純)

 翠石は、「猛虎護児図(もうこごじず)」など、寅年の幕開けをことほぐような勇猛な虎の絵の数々を手掛けた名匠。神戸・須磨にアトリエを構え、国際的にも高い評価を得た。1900(明治33)年のパリ万博では日本人画家として唯一、金メダル(金牌(きんぱい))を受賞。4年後の米セントルイス万博でも連続して金牌に輝いている。

 戦前は巨匠横山大観や竹内栖鳳(せいほう)らと並ぶ人気や評価を誇り、大隈重信、東郷平八郎ら著名人も翠石の絵を愛した。翠石を研究する大阪国際大の村田隆志教授は「中央画壇と距離を置いて活動したため、死後、忘れられた存在となってしまったが、近年再評価が進んでいる」と説明する。

 本展では、翠石が明治天皇へ献上した虎の大作の原寸大の下絵を出品。献上された虎図は、寅年のたびに宮中に飾られていたと伝わる。下絵は、神戸市内の翠石の遺族宅で村田教授が発見した。画家の名声が宮中にまで届き、絵の献上を命じられた経緯などが、下絵の上部に、翠石の師の手で漢文で記されている。

 翠石は昭和初期に丹波を訪れ、地元の写真家と交流し、作品も残している。

 このほか、蔵元「西山酒造場」を営んだ俳人・西山泊雲と親交を深めた異才・小川芋銭(うせん)、「日本最後の文人画家」と称される富岡鉄斎、花鳥画の名手・幸野楳嶺(ばいれい)が丹波市内に残した作品を中心に展示。七福神やタイなど、新春らしくおめでたい画題の作品も並べる。

 3月13日まで。月曜休館。一般600円ほか。同館TEL0795・82・5945

INFORMATION

イベント名
寅年・新春記念展「丹波を訪れた四人の巨匠たち」
開催期間
2022年01月15日~2022年03月13日
開催場所
植野記念美術館
住所丹波市氷上町西中
料金
一般600円ほか
電話番号
0795・82・5945
URL
https://www.city.tamba.lg.jp/site/bijyutukan/
備考
月曜休館

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更新日:2022/01/15

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