伊丹で昔話の世界を体感　動物たちの活躍に出会う絵巻展にワクワク

　伊丹市立伊丹ミュージアム（伊丹市宮ノ前２）で、昔話や伝説に登場する動物たちの活躍を描いた絵巻や書冊など約１５０点を集めた「動物画譚展　おもしろくて不思議な動物たちの絵物語」が開催されている。６月１日まで。展示は室町時代以降の資料を中心に、「桃太郎」「猿蟹合戦」など伝統的な昔話や、ネズミやキツネなど身近な動物を神聖視した歴史や文化にも触れることができる。
　全国の大学や美術館から集められた貴重な資料や、草双紙と呼ばれる絵と文字が一体となった書物も並ぶ。動物を通して日本人の自然観や信仰、希望をひもとく内容。万博に合わせてゾウやトラなど、異国から伝来した動物に関する資料も展示している。午前１０時から午後６時開館、７日と月曜は休館。入館料は一般１０００円、高大生７００円、小中学生４００円。同ミュージアムＴＥＬ０７２・７７２・５９５９