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いいね!この街のブックカフェ(下)

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更新日:2017年11月25日

 読書の季節にお薦めのブックカフェ特集の第2弾です。今回はユニークな趣向の個人店を紹介します。お気に入りの一冊を探しに行きませんか。(太中麻美)

オクショウ(三田市)


老舗書店からブックカフェに生まれ変わった店内(写真左)。こたつ席は、予約でいっぱいになることも=三田市中央町=三田市中央町

老舗書店からブックカフェに生まれ変わった店内(写真左)。こたつ席は、予約でいっぱいになることも=三田市中央町=三田市中央町

 創業85年を超える老舗書店が2年前、ブックカフェへと生まれ変わった。多くの人が気楽に本に触れる機会を増やしてくれればとの願いからだ。「オクショウ」の4代目店主の奥恵子さん(33)は「本に興味が薄い人でも、お茶を飲むついでに手に取ってもらえるように」と話す。
 店内の本は、食事中以外の待ち時間には自由に席で読むことができる。書棚づくりには一工夫が凝らされている。旅行ガイドの隣に英会話帳、その隣に飛行機の写真集-といった、連想ゲームのような並びで収められている。「探しやすくなった」「面白い」と、評判は上々という。
 改装により、在庫は約3千冊と以前の1割程度に減った。三田市内の個人やNPO団体が自費出版した本など、大手書店とはひと味違う品ぞろえを心がける。店員が本探しや注文を聞く時は立ち話になるのが一般的だが、奥さんはカウンターに座ってじっくりと来店者に向き合う。
 入り口近くの小上がり席は、冬場にはこたつ席となる。「ゆったりできる」と人気で、連日予約が入ることも。1人客向けにカウンター席も新設された。
 ランチやスイーツでは、販売しているレシピ本のメニューを用意する。お薦めは鉄製のフライパン「スキレット」で作るハンバーグ。
 野菜や米は三田市や宝塚市など、できるだけ地場産を使用する。店頭には新鮮な野菜や米に加え、アクセサリーなどの雑貨も並ぶ。

■メモ
【営業時間】10~19時
【所在地】三田市中央町16の3
【定休日】日曜、祝日
【アクセス】JR三田駅から徒歩約5分
【料金】コーヒー400円、ハンバーグ980円など
【問い合わせ】TEL079・562・3030


ひつじ茶房(神戸市東灘区)


手作りのロフト席や飾り付けなど、落ち着きのある空間=神戸市東灘区本山北町3

手作りのロフト席や飾り付けなど、落ち着きのある空間=神戸市東灘区本山北町3

 「ひつじ茶房」の看板が掛かるのは、レトロなマンションの2階。ドアを開けば、絵本や児童書の詰まった本棚が目に入る。テーブルやカウンター、ソファなど席の種類はさまざま。窓際や天井にはドライフラワーやモビールが飾られ、温かみのある空間が広がる。
 店主の亜衣さんは、生まれも育ちも岡本。「地元に自分の場所を持ちたい」と2007年にオープンした。2回の移転を経て、15年から現在の場所で営業する。幼い頃から訪れて旧知の仲という近くの児童書専門書店「ひつじ書房」にお願いして、店名に「ひつじ」を使わせてもらった。
 自分好みの空間を作ろうと、室内は大工や友人らの助けを借りて改装した。家具は譲り受けたり、オークションを利用したりして調達。ロフト風の座席やはしごの飾り棚も特徴的だ。
 大人向けの本をカフェで読破するのは難しいが、絵本なら最後まで読み切ることができる。「懐かしく、心が動くような本を置きたい」という思いから、自らの蔵書を中心に700~800冊の本が並ぶ。長く読み継がれる絵本や児童書に加え、廃刊になったデザイン、ライフスタイルの雑誌もある。
 客層は女性中心だが、90代男性の常連も。「こんなお話ないかな?」と声を掛けられ、おすすめの本を紹介することもある。
 スイーツは全て手作りで、クッキーやスコーン、アップルパイなど約10種類。季節ごとに限定メニューも登場する。

■メモ
【営業時間】月曜9時半~11時、木、金曜は14時まで、土曜は18時まで
【定休日】火、水、日曜
【所在地】神戸市東灘区本山北町3の13の26 清風園2階
【アクセス】阪急岡本駅から徒歩約5分
【料金】コーヒー400円から、ケーキ450円から
【問い合わせ】TEL078・862・9734


SHIOSAI(西宮市)


一部の書棚を残した店内に、テーブルやソファ席が並ぶ=西宮市昭和町

一部の書棚を残した店内に、テーブルやソファ席が並ぶ=西宮市昭和町

 阪急西宮北口駅の北西、飲食店や学習塾、予備校が並ぶにぎやかな商店街を通り抜け、川を渡るとレストラン「SHIOSAI(シオサイ)」に出合う。店名は三島由紀夫の代表作「潮騒」から取り、1981年に書店としてスタートした。
 現在は絵本カフェとしても営業。本はすべて席で読める。店頭の黒板には絵本のキャラクターやメッセージが手描きされ、訪れる人を出迎える。座席の間隔が広く、ゆったりと過ごせる。
 95年の阪神・淡路大震災以降、コンビニでの雑誌販売が始まり、大型書店の進出など個人店にとっては逆風が相次いだ。そこで飲食スペースを取り入れて徐々に改装。2カ所ある出入り口や書棚の跡に、以前の名残がうかがえる。
 品ぞろえも絵本に特化。書棚には「いないいないばあ」「おやすみなさい おつきさま」など、国内外の作家が手掛けた定番や名作の数々がそろう。窓際には隣の幼稚園が選んだ絵本、児童書を集めたコーナーも。書棚の脇に低いベンチとクッションやテーブルが置かれ、子どもたちが自由に本を読める。母親たちがお話会を催すこともある。
 人気のパスタは約20種類で、お薦めは「ウニとホタテ貝柱のトマトクリームソース」。スイーツや飲み物も豊富だ。絵本や店内の催しを紹介する「シオサイニュース」も発行している。

■メモ
【営業時間】10~20時
【所在地】西宮市南昭和町10の19
【定休日】月曜、第2、4火曜
【アクセス】阪急西宮北口駅から徒歩約5分
【料金】コーヒー400円など
【問い合わせ】TEL0798・64・8552





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