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ホテルやカフェ 自然あふれる六甲山でリフレッシュ |
更新日:2020年09月01日
都心から30分あまりで四季の自然やハイキングなどが楽しめる六甲山。そんな「憩いの場」に近年、新施設が開館したり、リニューアルオープンしたりしている。その中から3施設を紹介する。
ホテル神戸六甲迎賓館 愛犬と泊まれる部屋も8室

愛犬と一緒に泊まれる部屋があるホテル神戸六甲迎賓館
ホテル神戸六甲迎賓館が3月19日、瀬戸内海国立公園六甲山地域内に国立自然公園法の認定宿舎としてオープンした。
ツインルーム17室、シングルルーム4室、スーペリア1室、バリアフリー1室の全23室。うち8室は愛犬と一緒に泊まれ、レストランでも共に食事ができる。
ホテル南エリアでは、犬の足に優しい素材の人工芝のドッグランを用意。汚れを気にせず気持ちよく遊べる。
また、摩耶山付近から湧き出た、神戸「二軒茶屋温泉」のアルカリ性の肌触りの良い温泉も楽しめる。
カフェ&ショップ「Forest DeLi Caf●(フォレスト・デリ・カフェ)」は、まるで森の中にいるような癒やしの空間を演出。軽食(テークアウトもあり)、世界のお菓子やお土産などを用意している。TEL078・891・1239
※●は「e」の上に「´」
六甲山サイレンスリゾート 旧六甲山ホテルの旧館修復

2年がかりで修復された六甲山サイレンスリゾート
阪神間モダニズムを代表する建築物で、2007年には国の近代化産業遺産に認定された旧六甲山ホテルが19年7月、「六甲山サイレンスリゾート」のシンボルとして生まれ変わった。
阪神・淡路大震災以降、六甲山上の保養所や別荘の需要が衰退したのに加え、観光客も減少。六甲山復活の象徴となることを目指し、イタリアの建築家ミケーレ・デ・ルッキさんが指揮をとって、2年がかりで修復された。
自然と共存するリゾートとして、プラスチックを排除。基本的に六甲山の自然に戻らない資材は使用せず、廃材は可能な限り再生利用している。
現在は旧館とグリルレストランが営業。今後、宿泊棟が建設され、25年には多目的ホールや教会を含めた複合リゾートのオープンを目指している。TEL078・891・0650
653cafe 広々芝生とテラスでリラックス

テラスなどを備えた「653cafe」
六甲ケーブル「六甲山上駅」を北へ、すぐ眼前に広がる芝生、テラス。「653(ロッコウサン)cafe」は2018年にオープンした。今春からはテラスを拡大し、より一層リラックスできる空間にした。
もともとは戦前建てられた個人別荘。老朽化が進んでいたため建て替え、約千平方メートルの芝生を設けるなど全面的に改修した。
カフェのメニューは、カレーやドリア、サンドイッチなど軽食、パンケーキやアイスクリームをはじめとするデザート、アルコール類を含む飲み物。
芝生やテラス部分のソファやハンモックなどで食べると、ピクニック気分を味わえる。
夜は敷地から見えるライトアップされた夜景が好評。自然の癒やしの空間を提供している。
雨天時は休みのため、ウェブサイトで要確認。TEL078・891・0218