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キャンプ場へバイクでGO! ユニークなテント備えた「大人の秘密基地」、丹波篠山にオープン |
更新日:2023年11月12日
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キャンプ場「クラブ篠山」を手がけた横尾仁哉さん=丹波篠山市小野奥谷
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ウッドデッキ上の常設テント。今後、バーベキューサイトなども整備する=丹波篠山市小野奥谷
「バイク乗りの秘密基地」をうたうキャンプ場「CLUB SASAYAMA(クラブ篠山)」が兵庫県丹波篠山市小野奥谷にオープンした。「キャンプ場ビルダー」を名乗る横尾仁哉さん(47)=同県西宮市=が手がけた。オートバイでそのまま入庫できるガレージタイプのユニークなテントなどを備える。今後、テントサイトやバーベキューサイトなどを拡張・整備していく計画だ。(堀井正純)
国道372号に面した駐車場と農地計約1万1600平方メートルの広大な敷地に、ストーブのある常設のテントやバイク用のガレージタイプのテント5基などを設置した。持ち込みテントで、自動車での利用もできる。
ガレージハウス(バイク用テント)は、広さ約18平方メートル。内部にウッドデッキもあり、バイクと一緒に寝泊まりもできる。2人で1泊6千円。月額1万4千円で長期レンタルも可能で、「月決めでテントに機材や荷物を置いてもらえれば、ここを拠点や集合場所に、日本海側など、あちこちに日帰りツーリングにも行ける。大人の秘密基地にぜひ」とアピールする。
横尾さんは元自動車ディーラー。2019年にIT業界に転職。新型コロナウイルス禍で、テレワークなど、世の中の変化を目の当たりにし、21年、最初は自分の遊び場所確保などを目指して、西宮市山口町船坂の山林を切り開き、キャンプ場「CLUB NISHINOMIYA(クラブ西宮)」をオープンさせた。自ら重機も使った整備で、「自分の力も試してみたかった」と横尾さん。
評判が良かったため、会社は昨年退職。キャンプ場造りと運営を本職にした。
「クラブ篠山」では、自身やスタッフの手でキャンプ場を整えた。隣接する国道を夜間も車が走行するため、静かな環境ではない。「集落からも離れているので、夜ににぎやかな音楽なども楽しめるキャンプ場にしたい。音楽フェスも開けたら」と夢を描く。
ブランコなど子ども向けの遊具、スラックラインなど大人も楽しめるスポーツ器具を今後設置予定。「お客さんと一緒にキャンプ場も成長していけたら」と横尾さん。通常のテントサイトは1人2千円。予約は「クラブ篠山」のウェブサイトから。