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老舗の趣受け継ぐ 木村書店跡地にパン店オープン

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更新日:2018年03月08日

  • 自然な木の風合いを基調とした店内=明石市桜町

  • パン店「パン&デリ デ・マージ」のオーナー白石文子さんと販売するタコのやわらか煮入りベーグル=明石市桜町

 明石銀座商店街で昨年末、83年の歴史に幕を閉じた「木村書店」(兵庫県明石市桜町)の跡地に8日、パン店「パン&デリ デ・マージ」がオープンする。郷土の書籍を積極的に出版、販売し、地域に愛された同書店を手本に、明石特産のタコを甘く煮た「やわらか煮」入りのベーグルを販売するなど、老舗の趣を受け継ぐ。
 デ・マージは2014年、天文町で手作りパンを出すカフェ店を開いていた白石文子さん(45)=東野町=が、客の女性らを誘い、桜町に開店。書店からは東へ約100メートルの国道2号沿いにあった。国産の小麦粉を使っているため膨らみにくく、通常の倍の量を使用。食べ応えのあるベーコン入りのベーグルや、もっちりとしたメロンパンが人気という。
 事務所と調理場、販売スペースを合わせて7坪しかない手狭な店舗の移転先を探していた白石さん。昨年12月、書店が閉店予定で借り主を探していることを知った。移転先が別の場所に決まりかけていたが、歴史を引き継ぎたいと跡地を借りることにした。
 タコのやわらか煮は、魚の棚商店街の海産品店から仕入れ、素材の良さを引き立てるためシンプルなベーグルに仕上げた。
 本を読むネコの置物を店内に置いたのは、書店の記憶をとどめるため。周囲の店舗となじむよう、自然な風合いで木を基調とする内装にした。
 木村書店の元店主の長男、木村節吾さん(54)=朝霧東町1=は「評判のいいお店に入ってもらえてありがたい」と喜んでいる。
 午前10時~午後6時。水、木曜休み(開店日と祝日を除く)。デ・マージTEL078・913・3330
(藤井伸哉)

 ■白石文子さん(しらいし ふみこ)
 出身は神戸市垂水区。子どもの頃、母や祖母に連れられ、よく遊びに来たのが明石だった。
 定番は魚の棚商店街での買い物。「タコのやわらか煮や、にらみダイをよく買って帰ったなぁ」
 魚の棚を通り抜けると、年末の明石銀座商店街は人でごった返していた。名前こそ知らなかったが、木村書店があったことは鮮明に覚えている。
 2005年頃、結婚を機に明石に移住した。食べ物がおいしく、人々が親切で住みやすいと感じる。
 出店準備をしていると「木村書店の跡継ぎね。頑張って」と声を掛けられる。
 「地域に根付き、木村書店のように長く愛される店にしたい」。ごろっと大ぶりのタコが入ったベーグルを手に、ほほ笑んだ。

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