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25秒でうどん、そばが完成 大震災でも活躍「レトロ自販機」

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更新日:2019年03月25日

  • うどんとそばを買える自動販売機と石田周三社長=石田鶏卵

 まちで見聞きした不思議な光景を取材し、その理由や歴史を紹介する「東灘マンスリー 甲南山河」の「えっ!」シリーズ。今回は高橋川周辺で発見した、珍しい自動販売機の秘密を解き明かす。
 神戸市東灘区深江浜町の工場地帯で、「うどん・そば」と書かれた自動販売機が目に留まった。カップ麺やおにぎり、フライドポテトなら高速道路のパーキングエリアなどで見掛けるが、「うどん・そば」とは一体?
 場所は、生活雑貨などを売る会社「石田鶏卵」の店舗前。石田周三社長(61)によると、約40年前、飲料水の自販機を置き始めた際に周辺の工場に勤める社員らの要望で置いたという。
 1995年の阪神・淡路大震災前までは1日200食が売れたが、その後は減少。撤去も考えたが、同時期に「数少ないレトロな自販機」とメディアに取り上げられ話題に。今も1日30~40食は売れるという。
 230円を入れてボタンを押し、25秒で完成。同社の店で買った生卵を入れていただく。大きな天ぷら、甘いだし、コシのあるうどん。体と心が温かくなる。
 石田社長は「好んでくれる人がいる限り続けたい」と笑う。深江浜に寄った際は、ぜひご賞味ください。同社TEL078・411・1372
(村上晃宏)

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