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火の国グルメ味わって 三宮に熊本テーマの居酒屋オープン

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更新日:2019年04月22日

  • 県民が愛する伝統のからしレンコンや「あか牛のローストビーフ」「刺し身の5種盛り」=神戸市中央区北長狭通1

  • コウネやロースなどが並ぶ「極上 馬刺し5種盛り合わせ」=神戸市中央区北長狭通1

  • 熊本産の食材や調味料、グッズなどが並ぶ「熊本火の国ワールド」の入り口周辺=神戸市中央区北長狭通1

  • 干し草で馬肉などを焼き上げるスタッフ=神戸市中央区北長狭通1

 馬刺しや肥後の赤うし、からしレンコンなど、熊本の「食」をテーマにした居酒屋「熊本火の国ワールド」が今春、神戸・三宮にオープンし好評だ。熊本県と連携協定を結び、店内には人気抜群のご当地ゆるキャラ「くまモン」のかわいいオブジェ(高さ約1メートル)も。産地直送の新鮮な魚介類に、独特の郷土料理、伝統の球磨焼酎…。肥後もっこすたちが愛した「火の国」の豊かな食文化を存分に味わえる。(堀井正純)
 高知や青森、山陰などの郷土料理店を展開する「ワールド・ワン」(神戸市中央区)が経営する。
 入り口で、くまモンのオブジェがお出迎え。くまモンが座るテーブルも1卓あり人気という。店内は酒蔵風のしつらえなど「和」の雰囲気たっぷり。震災で被害を受け、修復が進む熊本城の立体模型や、和紙と糊だけで組み上げられる精巧な伝統工芸「山鹿灯籠」、素朴な郷土玩具「泥めんこ」も飾られ、肥後の文化・風土にも触れられる。
 メニューの一番人気は、生産量、消費量とも全国トップの馬肉王国が誇る「馬刺し」。「9割近くの方が注文されます。脂肪分が少なくヘルシー」と浮牟田一憲店長。5種盛り合わせ(2980円)は霜降り、ロースなどが堪能できる。店長オススメは、馬のタテガミ部の肉である脂身のコウネの食べ方。あっさりした赤身と一緒に口に入れると、ゼラチン質の脂の甘みが舌の上で絶妙のハーモニーを奏でる。
 阿蘇の牧草であぶったオリジナル料理「馬肉の草原焼き」(1480円)は歯ごたえがあり、肉を食べている満足感十分。干し草の香りが食欲をそそる。貴重な褐毛和種「あか牛」の草原焼き、阿蘇山の溶岩を使い、遠赤外線効果でじっくり焼き上げる「溶岩焼き」の牛串、馬串も捨てがたい。
 海の幸は天草灘や八代海でとれた旬の鮮魚がずらり。刺し身5種盛り(1580円)は、その日届いた魚介で内容が変わる。この日は、天然ダイと比べアミノ酸3倍といううま味の多い地元のブランド魚「みやび鯛」やタチウオ、カンパチなどが並んだ。
 名物のからしレンコン、団子の入った「だご汁」などの郷土料理も定番。春雨を用いたご当地麺「太平燕」もある。
 豊富な料理と互いを引き立て合う“相棒”が、人吉・球磨地方で造られた球磨焼酎。戦国時代に大陸から製法が伝えられたとされる米焼酎で、500年の歴史を誇る。「地元の28の酒蔵の銘酒を集めました」と、熊本出身の店員渡辺永さん。濃厚なコク、すっきりした味わいなど製法や銘柄で特徴は異なるが、イチオシは、高橋酒造「銀しろ」のソーダ割りと馬刺しの組み合わせとか。
 「ここから熊本文化を関西へ発信できたら」と渡辺さん。「来てはいよ」「よかしこ食べなっせ!」と熊本弁でアピールした。
 98席。定休日なし。午後5時~午前0時。阪急神戸三宮駅から北へ徒歩2分。同店TEL078・958・7155

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