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大阪の老舗喫茶、芦屋で6年ぶり復活 紅茶専門「ムジカ」

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更新日:2019年09月10日

  • 6年ぶりに芦屋市で再開した喫茶店「ティーサルーン ムジカ」。ポットを手に笑顔を見せるオーナーの堀江勇真さん=芦屋市宮塚町

  • 石積み構法で建築された旧宮塚町住宅=芦屋市宮塚町

  • カウンターの壁面は紅茶の輸入で使われた木箱があしらわれる=芦屋市宮塚町

  • 神戸新聞NEXT

 大阪・堂島で創業し、関西の紅茶文化をリードした専門店「ムジカティー」が、兵庫県芦屋市の元市営住宅の1室で、6年ぶりに喫茶店を再開させた。店の名は「ティーサルーン ムジカ」。半世紀以上歴史を引き継ぐ店は、珍しい石造りの公営住宅の建物に調和し、落ち着いた雰囲気を醸し出す。3代目オーナーの堀江勇真(ゆうま)さん(56)は「芦屋から紅茶の魅力を発信したい」と意気込む。(風斗雅博)
 前身の店は1952年、勇真さんの祖父で音楽評論家の故・堀江謙吉さんがレコードのクラシック曲を流す音楽喫茶として、大阪市北区堂島で開いた。息子で2代目の堀江敏樹さん(82)が69年、紅茶専門の「ティーハウス ムジカ」として改装。ポットに紅茶を入れ、カップと提供する「ポットサービス」を国内の喫茶店で初めて取り入れたとされる。
 店は6年前、勇真さんが育った芦屋へ移転し、喫茶をやめ、紅茶専門店「ムジカティー」(芦屋市精道町)として茶葉の販売などに特化した。しかし、客から「紅茶を飲める場がほしい」と求められ、喫茶店を再開する場所に「旧宮塚町住宅」(同市宮塚町)を選んだ。
 同住宅は8戸が入った2階建て。国会議事堂の主要な内装材としても知られる石川県の「日華石(にっかせき)」を使った石積み構法で、市営住宅としては珍しいという。市は取り壊さず、地域活性化に向け、市民や団体に空き住戸の活用を呼び掛けていた。
 祖父の創業と同じ52年に建てられた同住宅。「まさに巡り合いという気がした」と振り返る勇真さん。今年7月にオープンした店は、壁のしっくいに茶葉を交ぜて塗装したり、紅茶の輸入で使われる木箱を配置するなど、随所に“紅茶愛”がのぞく。皿やカップは堂島時代のものをそろえ、世界の茶葉を使った約30種の紅茶やスパイスティーをはじめ、市内の洋菓子店で作られたバウムクーヘンもメニューに並ぶ。
 今は大阪時代の客が7~8割を占めるが、勇真さんは「芦屋は町を大切にする住民がとても多い。この地で、また紅茶文化を広めていきたい」と力強く話す。
 「ティーサルーン ムジカ」は午前11時~午後7時。日曜は定休。TEL0797・38・8677

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