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600軒超の生産者と契約 新鮮食材そろう神戸の産直市場

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更新日:2020年06月05日

  • 青果売り場を説明する神垣八千代さん=神戸市須磨区外浜町4、ナナ・ファーム須磨

  • 漁港が近く鮮度が良いのも店の特徴=神戸市須磨区外浜町4、ナナ・ファーム須磨

  • お店の手作りレシピ。食材の旬で変化する=神戸市須磨区外浜町4、ナナ・ファーム須磨

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 新型コロナウイルス感染拡大を受け、家庭で過ごす時間が長くなったことで生まれた“巣ごもり消費”。レトルト食品や缶詰などの売れ行きが伸びる一方で、「食事だけでも豊かに」と、鮮度やおいしさにこだわった食材や調理に関心が高まる。海と山に囲まれ、自然の恵みが豊かな兵庫の産直市場に足を運び、現状を探った。(金井恒幸)
 神戸・須磨の漁港に面し、明石海峡大橋の絶景も楽しめる「ナナ・ファーム須磨」。コンセプトの「ナチュラル&ネーティブ」の頭文字から「ナナ」と名付けた。2011年、阪神高速道路会社の子会社が開設。600軒以上の農家や地元漁港と契約を結ぶ。生産地は県内のほか、長野や和歌山、愛媛などに及ぶ。
 5月下旬の平日午前、十数人の客がいる店内には新鮮な青果や魚介、精肉が所狭しと並ぶ。入り口付近に野菜の旬が分かるコーナーがあった。ほぼ定期的に種類が変わり、この日は豆類。ソラマメやキヌサヤなどの入れ物の上に、料理法を写真付きで紹介している。
 豊富な野菜のほとんどは、生産農家の名前が分かる。「規格品と違って値段や色、形もさまざま。好みの野菜を作る農家を発見し、ファンになるのもナナでの楽しみ」と運営部門担当部長の神垣八千代さん。野菜好きの自身も当初は客として通っていたという。
 よく見ると、茎が赤や黄色などカラフルな緑色野菜「スイスチャード」といった珍しい種類も置かれる。
 「海の幸は」と探すと、垂水や須磨の漁港を中心に、淡路島や日本海側の漁港で水揚げされたガシラやカレイなどがいけすで泳いだり、トロ箱に並べられたり。近くでは刺し身、すし、丼も提供されている。
 そのほか、地元の「須磨のり」などを置いた一般食品コーナーが設けられ、2階の海鮮レストランでは、海を見ながらテラスで食事ができる。
 夫(80)と訪れていた長田区の女性(77)は「コロナで来る回数を減らしたが、1カ所で地元の野菜や魚を買え、食事もできるのがいい」とすっかりお気に入りの様子だった。
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 新型コロナ禍の影響について、所長の竹之内正昭さんは「外出を減らすため、一度に多くの買い物をする傾向が見られる。3~5月の売り上げは前年より2割以上増えた」と振り返る。土日曜と祝日はランクが高い肉の需要が増えたといい、「『休日くらいは焼き肉やすき焼きなどで平日よりぜいたくを』という気持ちなのか」と推し量った。
 名物の「マグロの解体ショー」などのイベントは人が集まるため当面は開けないが、「安心・安全なものをという志向の高まりを感じる。期待に応える食材を提供していきたい」と竹之内さんは力を込める。
【メモ】神戸市須磨区外浜町4。10~19時。オリジナルのパン売り場や生花コーナーもある。2017年、須磨海岸や須磨海浜水族園などと国土交通省の「みなとオアシス須磨」に登録された。JR須磨海浜公園駅から徒歩約15分。TEL078・733・7722

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