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稲美のため池、カレーでPR 飲食店10店が考案 |
更新日:2020年11月01日
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ため池の豊富な水量を表現した「加古大池大えびカレーうどん」(税込み880円、稲美町商工会提供)
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ご飯をカメの形に盛り付けた「広谷のかめ池カレー」(税込み880円、稲美町商工会提供)
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「天満大池地元野菜とハンバーグの欲ばりカレー」(税込み1088円、稲美町商工会提供)
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「入ケ池のキーマ・カレー」(税込み880円、稲美町商工会提供)
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ため池のカレーフェアをPRする岩田和樹さん=稲美町商工会
ため池としては兵庫県内最大の加古大池や、県内最古の歴史がある天満大池がカレーになった!? 同県稲美町内のため池をイメージしたオリジナルカレーを販売する「INAMIため池88カレーフェア2020」が開かれている。地域を盛り上げようと町内の飲食店10店がメニューを考え、各店舗で提供。ため池の恵みを受けて育った米や野菜も楽しめる。12月27日まで。
町商工会や地元飲食店でつくる実行委員会が主催。町内のため池88カ所と池の水で育てた農産物のPR方法を検討する際、全国的に人気で、ダムをかたどった「ダムカレー」にヒントを得た。昨年に続き、2回目の開催となる。
参加10店のうち4店は初出店。ため池の名前を使い、町内の数にちなんだ「88」を価格に盛り込むことなどを条件に、定番のカレーライスに加え、そばやスープカレーも考案した。今年は各メニューのPR動画を作り、動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開。3店を巡った先着500人には、オリジナルのエコバッグを贈る。
同町国安1の「喫茶nico...」は、住民が「かめ池」と呼ぶ広谷池を題材に、ご飯をカメの形に盛り付け。同町国岡1のうどん店「むぎわら」は、大きな器のカレーうどんで、たっぷりと水を張った加古大池を表現。具材には大ぶりのエビフライ、地元のネギやブロッコリーを使う。
同商工会の岩田和樹さん(31)は「国民食のカレーを通じ、稲美町の良さを感じてほしい」と話す。
参加店の地図やメニューは同商工会のホームページで見られる。同商工会TEL079・492・0200
(門田晋一)