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できたて生モンブラン 響き合う深い味わい“魔法の一皿”に

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更新日:2021年02月17日

  • 特注の機器で、栗クリームを絞り出し、つくる生モンブラン=「くり松」神戸本店(撮影・斎藤雅志)

  • 「くり松」神戸本店の店内(撮影・斎藤雅志)

  • 神戸元町商店街にオープンした「くり松」神戸本店(撮影・斎藤雅志)

  • 持ち帰りメニューの「くり松千本」

  • 神戸新聞NEXT

 目の前で栗ペーストを絞る“できたて”の生モンブランが、昨年から国内各地でちょっとしたブームだ。口溶けがよく、芳醇なおいしさに加え、「SNS(会員制交流サイト)映え」する見た目の面白さ、インパクトもあるのだろう。神戸にもモンブラン専門店が複数登場し、人気を集めている。神戸・元町に1月下旬オープンしたばかりの「くり松」を訪ねてみた。思いの外、深い味わいや工夫に驚かされた。(堀井正純)
 カウンターのある店内は、シックな内装でバーやビストロのよう。和食の料理人で、パティシエ(菓子職人)の修行もしたという総料理長・岡田和馬さん(28)が、自慢の逸品を披露してくれた。
 1日30食限定の「松 最高級丹波モンブラン」。(お茶とセットで2400円)。契約農家が丹精した、よりすぐりの品質の「丹波栗」を使った“絞りたて生モンブラン”で、連日売り切れが続いているという。
 まず、カスタードやメレンゲ、バニラムース、沖縄の塩をまぶしたクッキーなどを重ねた土台をバーナーであぶり、表面の砂糖を焦がす。香ばしさに期待が高まる。その上に、特注の絞り機で、栗のクリームを細さ1・2ミリの極細のパスタ状に絞り出し、周囲を何重にも覆ってゆく。
 「モンブラン」は本来、フランス語で「白い山」を意味するが、皿の上に、見る間に、高さ十数センチの栗色の甘く小さな山が“誕生”する。その頂上に、松葉を模した飾りとひとひらの金箔をのせてできあがり。注文を受けてから、客の前で手際よく仕上げ、楽しませるパフォーマンスの要素もあるようだ。
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 スプーンで麺状の栗クリームをすくい口へ運ぶ。「ものすごく栗ですね!」。極細クリームはやわらかくほどけ、口いっぱいに繊細で上品な和栗特有の風味が広がる。「細さが1ミリだと、この栗の味わいがなくなってしまう。ちょうど良い太さを試行錯誤しました」と岡田さん。
 さらに食べ進め、メレンゲやクッキーも一緒にかみしめると、苦みや塩の味、甘さが溶け合い、響き合う。最後にユズのシロップをかけると、酸味も加わって、味のハーモニーがさらに広がる。岡田さんいわく「一品でコース料理のように楽しめる」というぜいたくなスイーツに舌鼓を打ちながら、しばし、コロナ禍の現実を忘れた。大人のための“魔法の一皿”だ。
 この栗に合うお茶も、プーアール茶など7種から選び、堪能できる。
 店内メニューはほかに、旬の果物と栗をミルフィーユのように重ねた「季節のミルフィーユモンブラン」(お茶とセットで2千円)など。持ち帰りでは、餅の上に、まるでそばのようにモンブランをかけ流した「くり松千本」(1800円)などがある。料金はいずれも税別。
【和栗モンブラン専門店「くり松」神戸本店】神戸市中央区元町通2。年中無休で、午前11時~午後7時。午前10時から整理券を配布している。TEL078・945・7710

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