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ケルン三宮店、移転オープン 「チョコッペ」の巨大看板 SDGsにこだわった各地の食品販売も |
更新日:2022年08月03日
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移転オープンする新店舗の外観。店先には「チョコッペ」の巨大看板も=神戸市中央区北長狭通1、ケルン三宮店
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移転オープンする新店舗の店内=神戸市中央区北長狭通1、ケルン三宮店
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店内に並ぶSDGsに関連した全国各地の商品=神戸市中央区北長狭通1、ケルン三宮店
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持続可能性の高いベーカリーを目指す壷井豪社長=神戸市中央区北長狭通1、ケルン三宮店
創業75年以上のベーカリー、ケルン(神戸市東灘区)は6日、神戸・三宮の再整備に伴い、複合ビル「サンパル」にあった三宮店を阪急神戸三宮駅の北側エリアに移転オープンする。持続可能な開発目標(SDGs)にこだわった全国各地の加工食品も販売する。
新店は広さ約100平方メートル、約70種類のパンを扱う。店頭には、チョコレートのクリームが人気のパン「チョコッペ」を模した高さ約160センチの巨大看板も設置する。旧店は7月下旬に閉店した。
同社は、フードロス削減のために考案した販売システムを導入してパンの廃棄率を11%から2%に減らすなど、「持続可能性の高いベーカリー」を目指す取り組みを進めてきた。
新店では、内装に、整備で切られた神戸市北区の街路樹を活用。パンのほかに、環境や社会課題の解決を目指す全国各地の加工食品などを販売する。今後連携する会社や商品数を増やしていくという。
年内にSDGs関連商品を専門に扱う新規事業の立ち上げを目指す。年明け以降に神戸市内で専門店の開設も予定している。
壷井豪社長(42)は「新店が社会課題解決の地域ハブとなり、循環型経済の構築に役立てれば」と話す。新店舗の営業時間は午前9時~午後10時。(赤松沙和)