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焼却処分されるはずのノリ使い発泡酒「シンデレラ」 パブと明石市漁連が共同開発、11月のイベントで販売

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更新日:2022年10月26日

  • 県内産のノリを使用した「シンデレラのりDRAFT」を共同開発した清原稔夫さん(左)と戎本裕明副会長=明石市大明石町1

 自家製ビールを提供するパブ「明石麦酒工房 時」(兵庫県明石市大明石町1)と明石市漁業組合連合会(市漁連)が、県内産のノリを使ったビールテイストのアルコール飲料「シンデレラのりDRAFT(ドラフト)」を共同開発した。11月に開かれる「全国豊かな海づくり大会」に合わせ、明石市の特産をアピールする。(有冨晴貴)

 同店にはビールの醸造室があり、これまでも、地元産のシソやカボスを使った製品を造ってきた。
 「シンデレラ-」は一般的なビールと変わらない見た目だが、わずかにとろみのある柔らかな口当たりが特徴的。ノリの風味は強すぎず、余韻としてほのかに香ってくる上品な味わいだ。店主の清原稔夫さん(49)は「試行錯誤を繰り返した。試飲会でも好評でうれしい」とほっとした様子。
 醸造する際に、タンクにノリを入れて香りを移す。麦芽とホップを使っているが、原料にノリが含まれているため、酒税法上はビールではなく発泡酒となる。
 ノリは入札がなかった「無札」と呼ばれるものを使用。無札は通常、市場価格を安定させるため焼却処分される。これまで日の目を見なかったノリが注目を浴びることを願い、童話になぞらえて「シンデレラ」と名付けた。
 市漁連の戎本裕明副会長は「明石、兵庫の名産をアピールするだけでなく、持続可能な開発目標(SDGs)に貢献できる」と話す。
 1瓶500円(税込み)。11月5、6日に県立明石公園で開かれる「あかし食三昧(ざんまい)市」で販売される。

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