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「海の貴婦人」優雅に神戸入り |
更新日:2017年02月09日
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雨の中、入港した練習帆船「海王丸」=9日午前、神戸市中央区新港町(撮影・大森 武)
「海の貴婦人」と呼ばれる独立行政法人海技教育機構の大型練習帆船「海王丸」(2556トン)が9日、開港150年目を迎えた神戸港の新港第一突堤(神戸市中央区)に着岸した。
今年初の入港で、停泊中の練習汽船「青雲丸」「銀河丸」との“共演”となる。9月に開校100年を迎える神戸大海事科学部(旧神戸商船大)=同市東灘区=など4校の学生101人が乗船。東京港発着で1月7日から約2カ月間、航海訓練を続ける。
式典で神戸商船大卒の馬谷正樹船長(47)は「開港150年目に合わせ、母校も周年を迎える」と喜び、学生らにミナト街の散策を呼び掛けた。
14日までの停泊中、日没から午後10時まで船体をイルミネーションで彩る。7月に神戸港である「帆船パレード」にも参加予定。(安藤文暁)