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神戸・湊川公園の「手しごと市」 地元商店街に活気

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更新日:2017年06月23日

  • 手しごと市でにぎわう湊川公園。公園を集客装置として活用する戦略が効果を上げている=神戸市兵庫区荒田町1

  • 神戸新聞NEXT

 神戸市兵庫区の湊川商店街にあるファッションビル「湊川パークタウン」の商店主らが、地域商業の活性化に取り組んでいる。近接する湊川公園で月1回、ハンドメード作家らに出店してもらって、青空市「手しごと市」を開催。間もなく開始から5年となり、多い時で200店が出店、4千人を集客する一大イベントとなった。店主の高齢化などを背景に店舗数が減る商店街が相次ぐ中、湊川地区では公園を活性化の源泉にしようと模索している。(井垣和子)

 同タウンは1966年オープン。当初は約120店が営業していた。しかし、大型ショッピングセンターに買い物客を奪われ、店主の高齢化もあって、現在は64店舗にほぼ半減した。
 何とか商店街に若いお客と若手事業者を呼び込めないか-。2012年6月、同タウンの店舗が加盟するパークタウン協同組合と同公園東地区まちづくり協議会などでつくる実行委員会が始めたのが、子育て世代の女性に人気のある「手しごと市」だ。毎月第4土曜に開き、開催日には同タウンで売り上げが倍増する店もあるという。
 20~40代女性を中心にハンドメード作家が参加。欧州製ヴィンテージ布で作った子ども服や、デザイン性の高いアクセサリー、繊細な刺しゅうを施した小物入れなどが人気を集める。
 同タウンの空き店舗に出店する人も出てきた。現在はオーダーメードの子ども服店やフォトスタジオなど5店が営業。新たな客層の獲得にもつながり、母親とエステティック店を営む谷福子さん(27)は「商店街になじみのない人が町歩きも楽しんで来てくれる」と話す。
 効果は周辺の商店街にも広がる。同公園の北側約1キロメートル圏内には「神戸の台所」と呼ばれる東山商店街をはじめ、湊川商店街など個人商店約450店が集積。東山商店街内にある大貴かまぼこの店主、嶺岸淳さん(58)は「手しごと市の帰りに寄る人が多く、売り上げが普段の5割増しになることもある」と話す。
 手しごと市では、近くの商店街内の食品店を巡る「つまみぐいツアー」も同時開催。店ごとの特徴を写真入りで紹介した冊子や、周辺店舗の地図も配る。パークタウン協同組合理事長の田中俊光さん(70)は「いつもは大型商業施設を使う子育て世代の女性もたくさん来てくれる」と喜ぶ。
 課題は、こうした若い顧客層の定着だ。地元の同公園東地区まちづくり協議会は、手しごと市のようなイベントの常時開催を模索する。同公園内に飲食や子育て支援のスペースを備えた建物を新設し、商店街などの集客につながる催しなどを検討。公園を所有・管理する神戸市と、実現に向けて協議中という。
 一方、現在、同公園では18年度末の完成を目指して兵庫区役所の新庁舎の建設が進む。工事で公園の半分ほどが使えないが、田中さんは「地域活性化に公園の役割は大きい。地域全体が元気になるかは、活用のアイデア次第だ」と意気込んでいる。
 次回の手しごと市は24日午前11時~午後4時。詳しくは手しごと市のホームページで。

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