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全国で唯一? テラスやトイレある六甲山郵便局

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更新日:2017年06月23日

  • ロッジ風の茶色の建物が印象的な「六甲山郵便局」=神戸市灘区六甲山町南六甲

  • 神戸市街を見渡せるベランダには無料で使える望遠鏡が設置されている=神戸市灘区六甲山町南六甲

  • 神戸新聞NEXT

 六甲山の上にちょっと変わった郵便局があるのをご存じですか? ロッジ風の茶色の外観に「トイレございます」の文字。何とも親しみやすい雰囲気の「六甲山郵便局」(神戸市灘区六甲山町南六甲)は、郵便や貯金といった本来業務のほかに、憩いの場や道案内としての役割も担う。田渕利一局長(60)は「市民トイレやテラスがある郵便局は他にないのでは?」と笑う。
 1910(明治43)年に開設したこの郵便局は元々、避暑に訪れる外国人や登山者向けに、夏から秋にかけてオープンする季節郵便局だったという。道路整備などに伴い居住者が増え、35年からは年中開局するようになった。
 利用者の約半数を登山客や観光客で占める。「人が集まる場所にしたかった」という田渕局長。入った瞬間の第一印象を考え、ロビーには、高山植物の写真や魚の水槽、動物のペーパークラフトなどをにぎやかに飾った。登山者らが一休みできるようストーブを囲む形で椅子を並べ、無料のコーヒーサービスも。窓の外には神戸市街が広がり、山上ならではの風景が楽しめる。
 「よかったら景色を見て行って」と勧められてベランダに出ると、観光地などに設置されている望遠鏡まである。天気のいい日にだけ取り付けており、誰でも無料で利用できる。
 2012年からは、局内のトイレを市が認定する「市民トイレ」として開放。入り口からすぐのところにあり、気兼ねなく使える。公衆トイレの少ない山上でトイレは貴重だ。毎年11月に開かれる「六甲全山縦走大会」の際には、登山者に重宝されている。知らないうちに清掃やトイレットペーパーの補充がされていることもあるという。
 田渕局長は「喜んでもらっているのが分かるとうれしい。ささやかなコミュニケーションが生まれるのも、山の上の郵便局だからこそ」。六甲山を訪れた際には、一度立ち寄ってみては。(勝浦美香)

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