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駆け抜ける馬群 生の迫力体感 阪神競馬場

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更新日:2017年07月15日

  • 目の前で見る競走馬の迫力に観客から感嘆の声が上がる=宝塚市駒の町

  • レース前の馬をじっくり観察できるパドック。手前は人気を集める女性専用席=宝塚市駒の町

  • G1レースの宝塚記念では、競馬ファンが会場を埋めた=宝塚市駒の町

  • 記念撮影のスポットも随所に設けられている=宝塚市駒の町

  • 老舗店・宝塚カレーの「ヒレカツカレー」=宝塚市駒の町

 歓声が、悲鳴に変わる。6月25日に開かれた第58回宝塚記念。「頼む、行け!」。観衆5万人の大声援とは裏腹に、大本命の「キタサンブラック」が馬群に沈んでいく。複勝1・1倍の国内最強馬がまさかの9着。大量の馬券が宙を舞い、ファンらは力なく地面にへたり込んだ。その脇で会心のガッツポーズを取る人の姿。勝者と敗者。歓喜と絶望。ここでは天国と地獄がレースごとに入れ替わる。
 1993年のメジロマックイーン、98年サイレンススズカ、2006年ディープインパクト。数々の伝説を生み出してきた聖地は今年、誕生から68年を迎えた。
 ここに集う誰もが勝負師だ。ペンを片手に、鋭いまなざしで新聞を見つめる。時にはスマートフォンも駆使してデータを分析し、少し先の未来を読み解こうとする。
 「9年前からネット販売が、場内の馬券売り上げを超えました。でも、やっぱり生の迫力を体感してほしい」。日本中央競馬会(JRA)関西広報室の斉藤秀典さん(34)らは、さまざまな仕掛けで競馬場への来場を呼び掛ける。
 15年3月には女性専用エリア「UMAJO SPOT(ウマジョ・スポット)」を開設。約80席で、スイーツとドリンクを無償で振る舞う。JRAが開く初心者教室も毎回ほぼ満員で、ファンの裾野は確実に広がりつつある。
 競馬初挑戦の女性会社員(24)=神戸市垂水区=は「おじさんばかりと思っていたけど、家族連れや若い女性もたくさんいて過ごしやすい。はまるかも」と早くも魔力に取り付かれた様子だ。
 「競馬は人間の闘争本能に火を付ける。だからやめられへん」。競馬歴50年という男性(74)=伊丹市=がつぶやく。「秘訣(ひけつ)? そんなんあったらこっちが教えてほしい。あ、一つあるで」。思い出したように口を開いた。「勝ったときは言う。負けたら何も言わん。それが大事や」。深い答えに思わずうなずく。ところで、今日は勝てましたか?
 「それは…言われへん」

■老舗店・宝塚カレーの「ヒレカツカレー」
 「勝負にカツ」。勝敗にこだわる競馬ファンに験担ぎは欠かせない。1階東ウイングにある老舗店「宝塚カレー」の「ヒレカツカレー」(720円)は、30年以上続く店の看板商品だ。
 「ビーフ」(520円)「エビカツ」(720円)と合わせて三つのメニューは、すべて大盛りのみ。ファンはここでがっつりとかき込んでから、決戦へと向かう。
 「おばちゃんのカレーのおかげで勝てたわ」。ほくほく顔で、店長の渡辺登紀子さん(64)に声を掛ける客も多い。こだわりのルーはしっかりとした味を保ちながら、口当たりは滑らか。ビーフはとろとろ、カツはサクサクに仕上げる。
 午後3時以降は、さらに約100グラム上乗せするサービスも実施中。
(記事・前川 茂之/写真・三津山朋彦)

【阪神競馬場】1949年に完成。競馬を開催していなくても、週末は子ども向けの乗馬体験や馬車の試乗会など、馬との触れ合いイベントを実施している。
 宝塚市駒の町1の1(阪急今津線仁川駅から徒歩5分)。ふわふわドームや滑り台などがある公園エリアは、土、日曜の午前9時~午後5時に無料開放している。競馬開催日は入場料200円が必要、平日の開放日(無料)は同競馬場ホームページを参照。TEL0798・51・7151(代表)

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