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赤穂義士祭華やかに 中村梅雀さんらがパレード |
更新日:2017年12月14日
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陣太鼓をたたき、義士行列を率いる中村梅雀さん=14日午後、赤穂市加里屋(撮影・小林良多)
主君の無念を晴らすため、討ち入りした四十七士をしのぶ「赤穂義士祭」が14日、忠臣蔵の古里・兵庫県赤穂市であった。メインの義士行列では昨年に続き、俳優中村梅雀さん(62)が大石内蔵助役を務め、討ち入り装束で行列を率いた。忠臣蔵ファンら約6万2千人(主催者発表)が訪れ、華やかな元禄絵巻に見入った。
義士は元禄15年12月14日、吉良邸に討ち入った。祭りはこの日付に合わせて開かれ、114回目。
市民らによる忠臣蔵パレードは午前10時すぎ、赤穂城跡の大手門を出発。忠臣蔵の名場面を演じる殺陣や山車などが列をつくり、城下町を練り歩いた。
中村さんが打ち鳴らす陣太鼓とともに四十七士が登場すると、沿道から大きな拍手が起こった。最後は、中村さんが「エイエイオー」と勝ちどきを上げ、祭りは最高潮に達した。(西竹唯太朗)