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音と演技で描く「明石沖」 ピアニスト牧村さん企画第2弾 |
更新日:2018年03月07日
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「コンサートパフォーマンス ときはいま」を手掛ける牧村英里子さん=明石市相生町1
演劇的要素を取り入れた「コンサートパフォーマンス ときはいま」(神戸新聞社後援)の第2弾が31日、兵庫県明石市相生町1の中崎公会堂で開かれる。同市生まれ、神戸市垂水区育ちで、欧州を中心に活躍しているピアニストの牧村英里子さんがプロデューサーとアートディレクターを務め、自ら出演もする。(金山成美)
「コンサートパフォーマンス」はテーマを設定し、ピアノ演奏を軸に、顔の表情や体の動きなどで総合的に表現する芸術で、牧村さんが確立した。
「ときはいま」は、牧村さんが時と海をテーマに神戸新聞明石版で掲載した連載をまとめた書籍「あかし本」を原案に企画。昨年11月には明石城櫓(やぐら)横で初上演し、舞台上で生きたまま魚を競りにかけるのを再現するなど、独創的な演出や情感たっぷりな演奏で明石のまちを発信し、大きな反響を呼んだ。
今回のタイトルは「明石沖に漂う之巻」。ショパンの英雄ポロネーズ、時や海をテーマに作曲したオリジナル曲などを、パフォーマンスに織り交ぜて演奏する。「地元の多くの方の協力や応援をいただき、まちとそこに生きる人の魅力を全て舞台に投影すべく準備を進めてきた」と牧村さん。「交錯する光の演出をはじめ、物語絵巻のような時と海の独創的なプログラムをお届けしたい」と意気込んでいる。
午後6時開演。大人4千円、学生2千円(いずれも当日500円増)。明石文化芸術創生財団TEL078・918・5085