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丹波・狭宮神社、県文化財に 華麗な彫刻など評価

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更新日:2018年04月13日

  • 獅子が連なる木鼻。よく見ると一つずつ表情が異なる=丹波市山南町和田

  • 入り母屋造りが特徴的な本殿=丹波市山南町和田

  • 縁の下部に彫られた鬼。木漏れ日を受けて立体感が増す=丹波市山南町和田

  • 鳥が彫刻された脇障子も部位ごとに意匠が異なる=丹波市山南町和田

 狭宮神社(兵庫県丹波市山南町和田)の2棟が今年3月、全但バス創業者の故田中寛氏が収集した丹波焼コレクションとともに、県の重要有形文化財に選ばれた。近世建築としての質の高さが評価されたかたちで、地元でも「保存・継承の機運がより高まる」と指定を喜ぶ。簡素な天満宮と華麗な本殿に、レンズを向けた。(中西幸大)
 同神社は千年超の歴史があり、江戸時代前期に同じ地区内から現在地に移転したと伝わる。指定を受けた2棟とも江戸中期以降の建築と見られ、時代の特徴を色濃く残すという。
 市文化財から昇格する形となった本殿は、多可郡比延庄塚口村新田(現西脇市)の大工飛田氏によって1758年に建造。檜皮ぶきの屋根は四方にひさしがある入り母屋造りで、寺院などでよく見られる形状だ。
 最も特徴的なのは、建物を彩る豊富な彫刻だ。大坂の社殿彫物工中川利兵衛の作と伝わり、縁側終端部「脇障子」に鳥、横木を支える蟇股のウサギのほか、獅子や龍など質量とも多彩で、上山和洋宮司(62)は「江戸期の最も華やかだったころの時代性を象徴している」と解説する。
 一方、17世紀後半の建築と推測される天満宮は簡素さが特徴。開いた本を伏せたような切り妻屋根の流造は神社として標準的な形式ながら、はりの彫刻などが良質だという。
 現在、本殿は屋根の修理費を積み立て中とあって、氏子総代代表の廣内博次さん(69)は「今回の指定で、地元でも意外と知られていなかった建築の価値を見直す契機になるはず」と修繕に弾みが付くことを期待している。

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