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神戸で二つの「ジブリ」展 高畑勲さん作品も紹介

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更新日:2018年04月15日

  • 再現された「となりのトトロ」の草壁家の縁側=竹中大工道具館

  • 「崖の上のポニョ」の模型など宣伝グッズなどが並ぶ大博覧会の会場=兵庫県立美術館

 日本を代表するアニメ制作会社「スタジオジブリ」の作品の魅力に建物と宣伝の面から迫る展覧会が、竹中大工道具館(同市中央区熊内町)と兵庫県立美術館(同区脇浜海岸通)で開催中だ。背景画をはじめとする制作資料や、ポスターなどで、ジブリ映画の面白さや足跡をたどれる。どちらにも、5日に死去したアニメーション映画監督の高畑勲さんの作品が紹介されている。(金井恒幸)
■映画の中の日本建築に光 竹中大工道具館
 建造物展が取り上げるのは、高畑監督の「かぐや姫の物語」「おもひでぽろぽろ」のほか、「となりのトトロ」「千と千尋の神隠し」「風立ちぬ」「もののけ姫」の6作品。約70点が並ぶ。
 「トトロ」のメイたちが住んだ草壁家の縁側を実物大で作った。建物のへりに張り出した板敷きの空間で、足が置ける「沓脱石(くつぬぎいし)」も備える。映画ではおはぎを縁側で食べる場面があり、会場では草壁家の外観の絵を背景に座ると追体験できる。昭和の雰囲気が伝わる雨戸、ガラス戸、障子の3点セットも再現した。
 草壁家の木組み構造のミニチュア模型もある。玄関脇に小さな洋館を備えるという昭和初期に多かった和風住宅で、洋館は白いペンキ塗りと赤いトタン屋根が特徴。当時の洋風建築への憧れも感じさせる。
 「千と千尋」では和洋混在の風呂場「油屋」と、カラフルで幻想的な町並みの小型模型を展示し、油屋の最上部にある鬼瓦も再現した。瓦や銅板、かやぶきなど屋根の素材別に現物を紹介したコーナーもあり、時代ごとの日本建築の推移が分かるようにしている。
 「風立ちぬ」に登場する「昔の商店」の背景画は、道はでこぼこで看板や木の電柱が無秩序に並ぶ当時の雰囲気を醸し出す。「かぐや姫」では庶民が住むかやぶきの竪穴式住居と、貴族の寝殿造りを対比した点が目を引く。
 同館の担当者は「草壁家の縁側を含め、ジブリ映画の建造物にあるさまざまな日本建築の魅力をあらためて知ってほしい」と話す。
 「アニメーションにみる日本建築-ジブリの立体建造物展より-」(5月6日まで、神戸新聞社後援)。4月30日を除く月曜と、5月1日休館。一般500円など。同館TEL078・242・0216
■魅力的な宣伝グッズの数々 兵庫県立美術館
 大博覧会は、「風の谷のナウシカ」から2014年公開の「思い出のマーニー」までのポスターが所狭しと並び、兵庫を舞台に描いた高畑監督の「火垂(ほた)るの墓」の宣伝グッズなども出展している。
 ジブリ宣伝の中心人物である鈴木敏夫プロデューサーの部屋を再現。宮崎駿監督が書いた企画書や原画もあり、映画作りの裏側がよく分かる。
 「天空の城ラピュタ」の飛行船をイメージした大型模型や「トトロ」のネコバスの模型も展示され、親子連れが楽しめそうだ。
 「ジブリの大博覧会」(7月1日まで)。4月30日を除く月曜と5月1日休館。一般1600円など。同館TEL078・262・0901

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