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神戸「umie」開業5年、来場者最多に 訪日客が寄与

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更新日:2018年04月18日

  • 開業5年を迎え、にぎわう「umie」=神戸市中央区東川崎町1(撮影・辰巳直之)

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 神戸ハーバーランドの商業施設「umie(ウミエ)」が18日で開業から5年を迎える。2年前の総合スーパー撤退で一時客足は鈍ったが後継店オープン後に回復し、昨年度の来場者は過去最多の1889万人に上った。インバウンド(訪日外国人観光客)が好調な上、周辺に大型マンションが相次いで完成し、日常利用者が増えたことも追い風となった。(三島大一郎、長尾亮太)

 ウミエは百貨店「神戸阪急」が撤退後、ハーバーランドの中核施設として2013年4月18日にオープン。三菱倉庫(東京都)などが所有する商業ビル2棟と「モザイク」で構成され、イオンモール(千葉市)が一体で運営している。
 来場者は初年度1793万人、14年度1822万人、15年度は1885万人まで伸びた。総合スーパー「イズミヤ」が撤退した16年度は前年比約60万人減少したが、後継の「イオンスタイル」が開業した17年度は1889万人に回復。神戸・播磨地域に加え、中四国地方からも多くの人が訪れているという。
 堅調な客足に大きく寄与しているのが、隣の「神戸アンパンマンこどもミュージアム&モール」。関係者が「ここまで集客力があるとは思わなかった」と舌を巻くほどの人気ぶりで、来館者は子ども連れの家族客をメインターゲットに据えるウミエにも足を運び、相乗効果を生んでいる。
 「うれしい誤算」(関係者)は近隣のマンション建設ラッシュだ。神戸市によると、ウミエ開業以降、半径約500メートル圏内に少なくとも6棟のマンションが完成し、供給戸数は計約1100戸に上る。関係者は「日常的な利用者が増え、来場者数を押し上げた」とする。
 インバウンド効果も予想を上回った。17年度の観光バス駐車台数は約1万6千台で、約8割は海外からのツアー客。内訳は韓国が約6割、次いで台湾の約3割だった。“爆買いブーム”が一段落して客単価は落ちたものの、訪日客数の伸びが補う構図になっているという。今後の戦略について、担当者は「顧客ニーズの変化にしっかり対応し、足を運んでもらう仕掛けづくりに力を入れていきたい」としている。

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