Loading...

TOP > おでかけトピック > トピック情報
EVENT

週2日ひっそり営業 扱うのは読み継がれる良質な本、神戸の小さな書店

ツイート facebook シェア Google Plus

更新日:2019年02月26日

  • 児童文学専門の小さな書店を営む井伊真希さん=神戸市東灘区岡本5

  • 愛らしい緑の看板が目印=神戸市東灘区岡本5

 「本好きのみなさん ここへいらっしゃい たのしい本がまってます」。そんな看板を掲げた児童文学専門の小さな書店「いい本屋 COME HITHER(カム・ヒザー)」が、神戸市東灘区の住宅街にある。店舗は普通の民家の一室で、営業は週2日だけ。時代を超えて読み継がれる良質な本を扱っているといい、店主の井伊真希さん(50)は「本物の児童文学に触れてほしい」と話す。(黒川裕生)

 一戸建て住宅のドアを開けると、本来なら靴箱があるはずの場所に本棚が置かれ、「エルマーのぼうけん」や「とぶ船」「いたずらきかんしゃ ちゅうちゅう」などの名作がずらり。1階の部屋にも、クローゼットや机にえりすぐりの絵本などが並べられている。
 開業は2017年12月。阪急岡本駅近くにあった児童書専門の名店「ひつじ書房」が、42年の歴史に幕を下ろした直後だ。児童書が充実していた神戸・元町の老舗「海文堂書店」も13年秋に閉店。井伊さんは「神戸で児童文学の灯を絶やしてはならないと思った」と力を込める。
 とはいえ、ここはあくまでも井伊さんの自宅。「書店」というよりは、「家の本棚」と呼んだ方が実態に近い。「もうけようとは考えていない。“子どもだまし”ではない本物を紹介するのが一番の目的」と井伊さん。覚えた本を見ないで語る「ストーリーテリング」などを通じて客との交流を楽しむほか、「ライラックの枝のクロウタドリ」(ジェイムズ・リーヴズ)など、井伊さんお気に入りの詩集を知ってもらう場にもしたいという。
 子どもの本に携わる司書やボランティアらでつくる「兵庫県子どもの図書館研究会」の目録を参考に、児童書専門の卸会社から仕入れたり、東京の古書店などで探したりして、約800冊をそろえた。販売だけでなく、古書は貸し出しも実施。井伊さんは「児童文学の奥深い魅力を知らないのはもったいない」と“来店”を呼び掛けている。
 予約制。営業は木曜の午後2~7時、土曜の午前11時~午後7時。東灘区岡本5の9の11(阪急岡本駅北側すぐ)。同店TEL078・411・3005

明日どこ行く?

SEARCH
話題のキーワード
ページトップへ