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年輪の違い味わおう 森の香り生かす家具の展覧会 竹中大工道具館

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更新日:2019年03月07日

  • 多彩な木工家具や工具が並ぶ会場と、SOMAディレクターの川合優さん=神戸市中央区、竹中大工道具館

 スギやヒノキなど針葉樹の香りを生かす、塗装をしない「素木(しらき)」で家具を作る取り組みを紹介する展覧会「SOMA(そま) 日本の森と素木の家具」が、竹中大工道具館(神戸市中央区)で開かれている。日本で大量に植林された針葉樹が十分に利用されず、森が荒れているという危機感から生まれたシンプルな家具など約100点が並ぶ。
 SOMAは木材をとる山を意味する「杣(そま)」が由来で、岐阜県美濃加茂市にアトリエを構える木工家、川合優(まさる)さんが2016年に始めた活動。海外産に押され、極めて安価に取引される国産木材の現状に驚き、家具の製造販売のほか、ヒノキの椅子を作るワークショップや森を歩くフィールドワークなどで森や木の魅力を伝える活動を続けている。
 スギやヒノキは真っすぐ育つ。SOMAでは樹齢70~100年程度の針葉樹を中心に使い、直線を使ったデザインを採用。自然な年輪や節を生かした点が特徴的だ。八角形の容器である「屑(くず)入れ」は、スギの年輪の間隔が広くておおらかな感じ。暮らしに寄り添う家具を目指したという。
 ヒノキはかつて、神社や寺で主に使われ神聖なものだった。「檜(ひのき)とい草の椅子」は丸太を割って椅子にし、イグサのひもで座部を編む。各地で開くワークショップの課題にしており、展覧会では工具や製造風景の動画もある。「丸盆」はスギやヒノキ、クワなど多彩な材料で作り、それぞれの自然な色合いや年輪の違いが味わえる。
 川合さんは「家具や小物の年輪や節を見て、木の成長ぶりと育った森の姿を想像し、木や森の魅力や楽しさを知ってほしい」と話す。
 17日まで。月曜休館。一般500円ほか。同館TEL078・242・0216
(金井恒幸)

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