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世界で人気の「NINJA」 姫路城が日帰り回避へ一役

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更新日:2019年03月13日

  • 姫路城で活躍するボランティアの忍者。外国人観光客に人気のおもてなしだ=姫路市本町

  • 姫路市が後押しする体験型観光の中でも忍者教室は目玉の一つ=姫路市安田4

 世界中で高い知名度を誇る日本の「NINJA(ニンジャ)」。訪日外国人観光客が年間3千万人の大台を突破する中、国内各地の観光地では、忍者にちなんだおもてなしが好評を博している。兵庫県姫路市の世界文化遺産・国宝姫路城でも、忍者の衣装を着たボランティアらが活躍。同市は観光客の滞在時間延長へ向け、体験型メニューの一つに忍者の体験教室を組み込み、外国人の関心を引き寄せようとPRに躍起だ。(小林良多)
 「オーサム!(かっこいい)」
 3月上旬の週末、姫路城三の丸広場に現れた黒装束の男女3人に、アジア系や白人の観光客から歓声が上がった。3人が模造刀をかざして写真撮影に応じると、人だかりは見る見る大きくなった。
 その1人、玉田悦司さん(47)=姫路市=は京都・東映太秦映画村で出演していた元アクション俳優。13年前から忍者の観光ボランティアを続け「どの国の人もNINJAは大好き。ここでは世界共通語だと実感する」と手応えを語る。
 姫路城では15年ほど前から忍者の観光ボランティアが現れるようになった。2015年からは有料の体験教室も開かれている。忍者に変身した参加者が所作や手裏剣投げを練習し、立ち回りに挑む。申し込みの8割が外国人だという。
 教室では、忍者の役目や生き方などを英語で紹介する。JR姫路駅の北側に残る「忍町」の地名についても「藩の下で情報収集を担う忍びの町だった可能性が高い」と解説する。
 過去最多の外国人客が訪れ、活況に沸く姫路城観光だが、日帰り客が多い現状は悩みの種という。姫路市は滞在時間を延ばしてもらうため、体験型観光メニューを充実させる3カ年事業を進める。外国人からニーズを調査した上で「サムライスピリット」をテーマにしたメニューに忍者の体験教室を盛り込んだ。海外の旅行会社が参考にするネットサイトなどを通じて売り込みを図る。
 三重大学国際忍者研究センターの山田雄司副センター長(51)は「客寄せに終わらせず、海外の人が日本の歴史や文化を学ぶ入り口になれば望ましい。手つかずだった各地の忍者研究が進めば、観光面でも地域色が打ち出せるのではないか」と話している。

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