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日本唯一!店内に県境があるイオン 1カ所で京都と奈良を味わおう

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更新日:2019年06月20日

  • フロアの県境ライン

  • 最寄り駅の近鉄「高の原駅」(奈良市)から見たイオンモール高の原

  • 駐車場の表示に書かれた府県名

  • 神戸新聞NEXT

 奈良と京都の間に、全国のイオンモールで唯一県境をまたぐ店舗があるという。その「イオンモール高の原」(京都府木津川市)について、神戸新聞などが4月に立ち上げたインターネットサイト「まいどなニュース」に「納税などはどうするの?」と調査依頼が届いた。行ってみると、店内には県境を示すラインがあり、税金やごみも別…とややこしそうだが、1カ所で2府県分の楽しさを味わえるのは日本でここだけ。奥深い県境ショッピングセンター(SC)を探った。(広畑千春)
 同SCは京都と奈良の県境にある平城・相楽ニュータウンに2007年にオープン。約5万平方メートルの敷地面積のうち正面玄関を含む北側の8割が木津川市に、南側の2割が奈良市に位置する。同モールによると、事業税は店舗の位置に応じてどちらかの市に、県境をまたぐ7店舗は敷地面積の広い側の自治体にそれぞれ納められる。電気とガスは共通だが、水道・下水道料金やごみ集積場も、店舗の位置で京都と奈良に分かれている。
 消防はSC全体が木津川市の相楽中部消防組合の管轄だが、落とし物は拾った場所で京都府警か奈良県警に分かれ、事件や事故の対応も発生場所次第だ。どちらか分かるように、店舗の床や駐車場には、県境の位置にラインが引かれ、駐車場の柱にも「京都府」「奈良県」と表示がある。景観条例の適用も実際の場所がどちらかにより、古都・奈良市側のユニクロの看板は茶色っぽくしてあった。
    ■
 県庁所在地にもかかわらず映画館のない奈良市。実はモール内のイオンシネマ高の原は奈良市にあるのだが、所在地はSCに合わせるため「木津川市」とされ、情報サイトなどでも「京都の映画館」の位置づけという。
 ただ、来店していた木津川市の男子中学生の一団ですら「えっ、ここ奈良やろ?」「奈良っぽいよな」。奈良市中心部から車で20分弱、電車なら最短11分の近さから、奈良を舞台にした映画の舞台挨拶などがたびたび行われてきたといい、地元民のキモチとしては「奈良の映画館」らしい。
    ■
 2カ所の吹き抜けスペースには催事場があり、京都側は「平安コート」、奈良側は「平城コート」と名付けられている。133平方メートルの「平安」に対し、「平城」は54平方メートルで、メインイベントは「平安」で開かれる。「この“格差”、何となくモヤモヤする…」との奈良県民の声も聞こえてきそうだが「平城コートの催事は奈良の物産やイベントが中心ですが、平安コートでは京都も奈良も。総合的にみると奈良の方が出展機会は多いんですよ」と同モール。
 いろいろ大変そうなこともあるが、京都と奈良の物産が同時に楽しめたり、中学や団体が一緒にイベントを開いたりと府県の垣根を越えて一体感を醸成しているのもこの立地ならでは。いやあ、県境って、本当にいいものですね!

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