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与謝蕪村の心情つづった貴重な手紙紹介 伊丹で特別展

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更新日:2019年09月17日

  • 与謝蕪村の貴重な手紙などが並ぶ特別展=伊丹市宮ノ前2

 江戸中期の俳諧師、画家の与謝蕪村(1716~83年)がしたためた手紙を紹介する特別展「蕪村の手紙」が、兵庫県伊丹市宮ノ前2の柿衞文庫で開かれている。俳句に関するやり取りや家族、旅の思い出などを飾らない言葉でつづった手紙を軸に、約90点で巨匠の生涯をたどる。10月20日まで。(伊丹昭史)
 同施設の開館35周年記念。会場には、蕪村が世に出る前の30代から、68歳で亡くなる約1カ月前までに記した貴重な手紙が並ぶ。
 30代で京に住んだ蕪村。かつて世話になった関東の資産家宛てとみられる手紙の中で、部屋に飾りたい人気書家の作品を手に入れてほしくて「一生の御たのみ」と懇願。絵の修行で約3年を過ごした京都府北部の丹後では、旧友の顔を忘れるほどの充実の日々に、自身を浦島太郎になぞらえた。
 60歳を超え、一人娘の「くの」が結婚。しかし、嫁ぎ先とされる京の老舗料理屋で家風が合わず体調を崩し、わずか5カ月後に蕪村が連れ戻した。直後の知人への手紙で「先方爺々専ら金もふけの事にのみにて」と、やや乱れた感情的な筆致で相手方の金もうけ第一主義をののしっている。
 松尾芭蕉の「奥の細道」に、蕪村が挿絵を加えた絵巻物も展示。味のある文字と絵柄が目を引き、関連の手紙では本人も「生涯の大業」「とくと御覧下さるべく」と書き送っている。
 柿衞文庫の学芸員は「喜怒哀楽を正直に書いていて面白い。筆致なども見てもらうことで、『人間・蕪村』が頭の中に生き生きと浮かぶと思う」と話している。
 午前10時~午後6時(入館は同5時半まで)。原則月曜は休館(9月23日と10月14日は開館し、翌日が休館)。一般700円、高校生以上450円、小学生以上350円。柿衞文庫TEL072・782・0244

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