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観光遊覧船「ファンタジー号」引退へ 神戸港で15年活躍

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更新日:2020年06月03日

  • 12日に引退する神戸シーバス「ファンタジー号」=神戸市中央区波止場町

  • 新たに就航する「boh boh KOBE」=神戸市中央区波止場町

 神戸港で15年間にわたって活躍した観光遊覧船・神戸シーバスの「ファンタジー号」(152トン)が、12日に役目を終える。6月末まで定期運航して後継船に引き継ぐ予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大により、4月から運休。市民や観光客を乗せた周遊再開はかなわず、最後の仕事として5、12日の両日、医療従事者にエールを送るため、ポートアイランド沖に出る。(横田良平)
 神戸シーバスは海運会社の早駒運輸(神戸市中央区)が1993年から運航している。元は海上バスで、阪神・淡路大震災後の神戸港活性化のため、96年に遊覧船事業に転換した。
 ファンタジー号は2006年就航。女性の乗組員がこまやかな接客を行い、船内でコーヒーなどを楽しむカフェ、船を貸し切ってのパーティークルーズ、有馬温泉観光協会と連携した足湯の提供など、船上で多様なサービスを行ってきた。乗客数は延べ100万人に上るという。
 老朽化のため昨年、更新計画が具体化し、三菱重工長崎造船所の通勤船として運航していた「ぐらばあ」を取得。内装工事などを施し、新たな遊覧船「boh boh(ボーボー) KOBE」(427トン)として、ファンタジー号の後を継ぐことになった。
 震災から復興するミナト神戸を彩り続けた、ファンタジー号。早駒運輸の渡辺真二社長(53)は「社員の思いを形にして毎日のように違う顔を見せた」と労をねぎらう。
 神戸シーバスが発着する中突堤中央ターミナルには現在、2隻が並んで停泊。就航は今夏の見込みだ。
 引退式や引き継ぎ式も開催のはずだったが、「コロナ禍ですべての予定が狂ってしまった」と渡辺社長。営業再開は、感染リスクや採算面の負担を伴うため、静かな引退となったことを惜しむ。
 ラストクルーズは、同社が毎週金曜正午にポートアイランド西側沖で行う「フライデーオベーション」。感染の危険と隣り合わせで働く医療関係者らに、手書きの旗や手旗信号で感謝の気持ちを伝える取り組みの一翼を担う。
 当日は、ポーアイしおさい公園などから観覧できる。

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