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工場の夜景、多彩な角度から 関西有数の名所、姫路・網干区

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更新日:2020年10月10日

  • 網干臨海大橋の上から見える日本触媒の工場=姫路市網干区興浜(絞りF8・シャッター速度25秒・ISO100)

  • 夜に照明が輝く日本触媒の工場=姫路市網干区興浜(絞りF8・シャッター速度30秒・ISO100)

  • 吉美埠頭から運河越しに見えるダイセルの工場=姫路市大津区吉美(絞りF10・シャッター速度30秒・ISO100)

  • 網干なぎさ公園から見えるダイセルの工場=姫路市網干区新在家(絞りF8・シャッター速度30秒・ISO400)

  • 神戸新聞NEXT

 播磨臨海工業地帯の中でも、兵庫県姫路市網干区には、化学大手の工場が並び、巨大なプラントがひしめいている。昼間は、無機質な金属の塊にしか見えなかったが、夜の闇が広がると、複雑に入り組んだ無数の配管がライトに照らされ、輝き始める。命を宿したかのような幻想的な雰囲気をまとい、迫力ある姿で闇に浮かんでいる。関西でも有数の「工場夜景」の名所とされているのもうなずける光景だ。工場夜景の撮影を続ける会社員横井隆幸さん(48)=姫路市=とともに、お薦めスポットを巡った。(地道優樹)
■網干なぎさ公園
 日が落ち始めた頃、横井さんと網干なぎさ公園(姫路市網干区新在家)で待ち合わせした。姫路では、夜景撮影の「定番スポット」だという。
 公園の小高い丘の上にある見晴台に登り、周りを見渡すと、どこを向いても光のイルミネーションの世界が広がっていた。東に大手化学メーカーのダイセル、西には揖保川を挟んで日本触媒の工場が並ぶ。
 ダイセルの工場を見ると、長身の鉄塔が照明を浴びていた。その足元には無数の宝石をちりばめたような輝きが広がっていた。
 「芸術的でしょ」。横井さんは見とれる記者に語りかけ、教えてくれた。工場夜景に魅了されたきっかけは、ここからの眺めだったという。
■網干臨海大橋
 「無機質な工場がSFチックな世界に変わっていく時間帯です」
 横井さんに促され、対岸にある日本触媒の工場を見ると、白や緑色の照明が点灯し、まだ少し赤色が残った夕闇に妖しく輝いている。夕暮れ時は最も空がきれいな時間帯。横井さんは夕日が沈む位置や時間を計算して撮影に訪れるという。
 日本触媒の工場を目指し、揖保川に架かる網干臨海大橋を西へ車を走らせた。複雑に入り組んだ配管や鉄線、重厚なタンク…。大橋のどの地点から工場を見るかでプラントの見え方が大きく変わり、どこを切り取って撮影するか考えるのが面白い。
 「特に、ここからは『抜け』が狙えるんです」。大橋を渡りきる手前で横井さんがシャッターを切る。奥行きのある構図で工場を撮影できるイチオシのスポットだという。冬場は、煙突から立ちこめる白煙が写真の躍動感を際立たせてくれるそうだ。
■日本触媒工場前
 「網干は、工場をいろいろな角度から眺められるのが他にない魅力です」と横井さん。再び車に乗って日本触媒の工場南側に回り、間近からプラントを撮影できる「名所」へ向かった。
 プラントは、巨大なジャングルジムのような骨組みが照明によって、メタリックな輝きを放っていた。
 横井さんは「プラントの骨組みには、直線的だったり、うねったりしている部分があるが、パーツ一つ一つに役目がある。計算された配置に機能美を感じます」と感心する。
■吉美埠頭
 最後に「穴場スポット」を案内してもらった。先ほど公園から撮影したダイセルの工場を、運河越しに一望できる吉美埠頭(ふとう)(同市大津区)だ。
 埠頭にクレーン車などの重機が駐車していることもあり、注意が必要。一方で重機とプラントをからめた写真を撮ることも可能という。
 ここでの撮影法は、水面に反射する黄や紫色の照明光を捉えるのがお薦め。シャッター速度を落とすと細長い光の筋「光芒(こうぼう)」が映り込み、幻想的な雰囲気が楽しめる。夢中でカメラを構えていると、日付が変わりかけていた。

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