Loading...

TOP > おでかけトピック > トピック情報
EVENT

ガラスの「気配」捉えた油彩画 29日まで神戸で矢野衣美展

ツイート facebook シェア Google Plus

更新日:2020年11月27日

  • ガラスの器を描いた矢野作品(部分)

 神戸市在住の画家矢野衣美(えみ)さんの個展「光のみずうみ」が29日まで、神戸市中央区山本通3のKOBE STUDIO Y3で催されている。光の中に溶け込み、光そのものとなったかとも思えるガラスの器などを描いた油絵約20点が、「存在」や「見ること」の意味について考えさせてもくれる。
 白い画面にぼんやりと浮かび上がるのは、透明なガラスのコップやグラス。ほとんど背景はなく、白と淡いグレーの世界。モチーフからいえばジャンルは静物画のはずだが、真正面から器を捉えた絵は、神秘的な宗教画にも思える。対象のリアルな再現が目的ではない。画家自身は「自分の絵は具象画ではなく抽象画」とも語る。
 器は光の中に消え去りそうに、はかなく美しいが、そこに在る。描かれているのは、モノの「気配」や「存在」「光」だろうか。その淡く微妙な世界のニュアンスは、ぜひ実物で確かめてみてほしい。
 矢野さんは京都府出身で、成安造形大卒。今回は油彩画のほか、白い空間の中に、小さなガラス器の動くオブジェなどを配したインスタレーション(空間芸術)にも挑んでいる。
 KOBE STUDIO Y3TEL078・222・1003
(堀井正純)

明日どこ行く?

SEARCH
話題のキーワード
ページトップへ