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若手2劇団が現代社会を斬る 7月、伊丹・アイホールで上演

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更新日:2021年06月23日

  • 「ブレイク ア レグ」でホール公演に挑む中川真一(左)と西田悠哉=大阪市北区

 伊丹・アイホール(兵庫県伊丹市)で7月に開かれる次世代応援企画「ブレイク ア レグ」に、現代社会への批評的な視点で注目される2劇団が出演する。昨年度に選出されたが、コロナ禍で延期されていた。
 「遊劇舞台二月病」は2011年の旗揚げで、近畿大演劇部出身の中川真一(33)が作・演出を手掛ける。実際の事件に想を得た創作活動は、事件を娯楽的に消費する世間や報道への違和感からだという。
 今回の「sandglass」(3、4日)では、戦後の貧しい時代に、役者が住み込みの男に殺された事件を参照。季節労働者の夢と現実を描いた、スタインベックの「ハツカネズミと人間」を下敷きとした。
 当時の雰囲気をつかむため、兵庫県内の歓楽街で昔の話を取材。「あのころよりも今の方がつらい」という言葉が胸に刺さり、「常に人は人のことを心配しているんじゃないか、という思いを詰め込んだ」
 「劇団不労社」は15年、大阪大の学生劇団を母体に結成。代表の西田悠哉(27)は「恐怖と笑い」に作劇のポイントを置き、閉鎖的なコミュニティーを舞台とする「集団暴力シリーズ」を展開する。
 今回の「畜生たちの楽園」(17、18日)は、自給自足を基盤とする農業共同体という設定。カリスマ的なリーダーの世襲による内部抗争を通じて、“信仰”の揺らぎや理想とのギャップを描く。
 コロナ禍で「人間にコントロールできないものは多く、限界が露呈した」と感じ、脚本は当初から大きく変わったという。「非常事態になると露骨に現れる」と確信した、日本社会の同調圧力の問題も意識する。
 各日2回公演。前売り一般2800円、当日3300円など。詳細や予約はアイホール公式サイトか電話(TEL072・782・2000)で。
(田中真治)

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