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西宮ゆかり「夷毘沙門」で新春幕開け 茂山千五郎家、3世代狂言寅年彩る

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更新日:2021年12月08日

  • 新年の狂言会に臨む茂山あきら(左)と逸平=大阪市北区

  • 「夷毘沙門」より(セクターエイティエイト提供) 

  • 「船渡聟」より(セクターエイティエイト提供)

 大蔵流狂言師の茂山千五郎家による恒例の「新春天空狂言」が来年1月15日、大槻能楽堂(大阪市中央区)で催される。芸歴70年の節目を迎えた茂山七五三(しめ)、次男の逸平、孫で中学1年の慶和の3代が長寿を祝う「財宝」を共演。虎が毘沙門の使いとされることから、えとの寅(とら)にちなみ西宮にゆかりがある「夷毘沙門(えびすびしゃもん)」で新年を彩る。(金井恒幸)

 江戸時代から京都に息づく千五郎家は「お豆腐狂言」とも呼ばれ、親しみやすさが特徴。古典に加え、7月には兵庫県立芸術文化センター(西宮市)でコントやダンスを生かした新作を見せるなど、多彩な笑いを追求している。天空-は2000年から千五郎家の出演で続いている。
 1部(午後0時半開演)と2部(同4時)で構成。2部を締めくくる「財宝」は、金持ちの祖父・財宝(七五三)の家を孫役の3人(逸平、慶和、長男・宗彦)が訪れ、長寿にあやかり名前を付けてもらう。3人の孫が奇妙な名を付けられた後、にぎやかな酒宴に。楽しくなって財宝は舞い、孫たちの手車に乗る、おめでたい演目だ。
 七五三は一時体調を崩していたが、孫への毎日の稽古が励みになり、元気を取り戻した。逸平は「息子のために1回でも多くおやじと共演できる機会をつくりたいし、そこで学んでもらいたい。おやじにとっても孫との共演は張り切ってくれるので、今後も長く演じてもらうためにも孫を使いたい」と目を細める。
 1部の幕開けを飾る「夷毘沙門」は、長者が娘に婿を取りたいと西宮の夷や鞍馬(くらま)の毘沙門に願掛けをすると、娘が美人と聞いた夷と毘沙門が自ら婿になろうとやってくる。2人がけんかをするので、長者は婿になりたいなら宝をくれと催促する。夷を七五三のいとこ・あきら、毘沙門をその息子の千之丞(せんのじょう)が演じる。
 あきらは「夷ははんなりした感じに、毘沙門は強さを感じさせながら、神様のけんかを父子で面白く表現したい」と抱負を述べる。
 かぶると姿を隠せる頭巾が登場する「居杭(いぐい)」(1部)や、しゅうとの家へ酒を持参した婿と酒好きの船頭の演技が見どころの「船渡聟(ふなわたしむこ)」(2部)などもある。
 各部前売り5800円(当日6300円)。セクターエイティエイトTEL06・6353・8988

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