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「淡路結び」の水引、藍染めのお守りに 島内2神社で販売 

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更新日:2022年01月11日

  • 藍染めの水引を携帯ストラップ型に仕上げた3種類のお守り

  • 完成した藍染めのお守りを持つ根岸誠一さん(左)と、森の木ファームの生活支援員柳尚孝さん=おのころ島神社

 「淡路結び」と呼ばれる水引をデザインした藍染めのお守りが完成し、元日から島内2カ所の神社で販売が始まった。藍の栽培や染料作りに取り組む根岸誠一さん(41)=兵庫県淡路市=が発案し、障害者福祉施設のメンバーらが製作を担当した。根岸さんは「繊細なものづくりは障害者の自信につながる。今後はお守りを置いてくれる神社を増やしたい」と話す。(内田世紀)

 2013年に大阪から移住した根岸さんは、15年から藍の栽培を開始。3年後、日本古来の発酵染料「●すくも」作りに成功した。昨年のNHK大河ドラマ「青天を衝(つ)け」で、主人公・渋沢栄一の生家が関わっていた藍染めのシーンで演技指導などを担った。
 根岸さんは4年ほど前から、障害者の就労支援に取り組む「森の木ファーム」(南あわじ市賀集八幡)のメンバーと交流を深める。藍の葉の選別作業などで協力するうち、「淡路の藍で就労弱者の力になれないか」と考えるように。「淡路結び」から発想を広げ、藍染めの水引でお守りを作る「淡藍結(あわあいむすび)」プロジェクトを始動した。
 お守りの意匠は、福岡市の水引デザイナー長浦ちえさんに依頼。淡路結びをアレンジした「縁結び」や、五つつなげた「稲穂」など、3種のデザインを考案した。製作は21年6月にスタート。同ファームのほか、引きこもりの人らを支援するNPO法人「ソーシャルデザインセンター淡路(SODA)」(南あわじ市神代地頭方)のメンバーも参加した。
 長浦さんは島に足を運び、作り方を直接指導した。複雑な作業に練習は難航したが、「結ぶ」「切る」などそれぞれが得意な作業を分担することで乗り切った。根岸さんは「感情の起伏が激しかったメンバーが落ち着きを見せるようになったり、対話がスムーズになったりした」と喜んだ。
 昨年末に約100個が完成し、おのころ島神社(同市)に納品した。お守りのご祈祷(きとう)には同ファームのメンバー約10人も同席した。「皆の自信にあふれる表情を見ていたら心が震えた」と根岸さん。「メンバーの就労を支えるためにも、販売に協力してくれる神社があれば連絡してほしい」と呼び掛ける。
 現在、おのころ島神社と沼島八幡神社(いずれも同市)で販売。1個800円。同プロジェクト事務局TEL0799・74・0050
※注「●」は「くさかんむり」に「染」

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