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姫路「灘のけんか祭り」3年ぶり通常開催へ |
更新日:2022年06月24日
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神輿や屋台をぶつけ合う「灘のけんか祭り」=2019年10月15日、姫路市白浜町
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神輿や屋台をぶつけ合う「灘のけんか祭り」=2019年10月15日、姫路市白浜町
「灘のけんか祭り」で知られ、例年10月に開かれる松原八幡神社(兵庫県姫路市白浜町)の秋季例大祭が3年ぶりに通常開催される見通しとなった。新型コロナウイルスの影響で、2020年と21年は一部の神事を除いて自粛していた。
けんか祭りは兵庫県の重要無形民俗文化財に指定され、氏子たちが神輿を激しくぶつけ合う「神輿合わせ」や勇壮な屋台練りが行われる。例年10月14日の宵宮、15日の本宮の2日間で延べ十数万人が訪れる。
氏子の代表でつくる総代会関係者によると、新型コロナワクチンの接種が進み、感染状況も落ち着いているため通常開催を決めたという。今後、感染が急拡大し、政府が緊急事態宣言などを発令した場合は臨時総代会で対応を検討する。
秋祭りが盛んな播磨地域ではこの2年間、多くの神社で屋台やだんじりが神社に集まる「宮入り」を取りやめるなど、祭りの自粛や縮小が相次いだ。(山本 晃)