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「風見鶏の館」前で、異人館街への思いを語る坂本勝比古さん=2008年、神戸市中央区
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「風見鶏の館」前で、異人館街への思いを語る坂本勝比古さん=2008年、神戸市中央区

「風見鶏の館」前で、異人館街への思いを語る坂本勝比古さん=2008年、神戸市中央区

「風見鶏の館」前で、異人館街への思いを語る坂本勝比古さん=2008年、神戸市中央区

 神戸・北野の異人館など、近代建築の保存・研究に尽力し、「異人館博士」とも呼ばれた神戸芸術工科大名誉教授、坂本勝比古(さかもと・かつひこ)さんが15日午後1時36分、老衰のため兵庫県西宮市の病院で死去した。93歳。中国・青島出身。葬儀・告別式は親族らで執り行った。喪主は、長女美規子(みきこ)さん。

 神戸市職員だった昭和30年代から北野の異人館群や旧居留地の研究に取り組んだ。「異人館の画家」の異名を持つ小松益喜(ますき)さんとも交流。多くの洋館が立ち並んだ戦前の街の様子も聞き取り、調査した。千葉大教授、神戸芸術工科大教授を歴任。同市内の異人館「ハッサム邸」「ハンター邸」の保存に奔走し、1980年には同市北野町・山本通が重要伝統的建造物群保存地区に選定された。「大井牛肉店」「山手西洋人住居」の「明治村」(愛知県)への移築も実現させた。阪神・淡路大震災後は、異人館などの被害調査、文化財に指定されていない個人所有の歴史的建築物の修復・移築に奔走した。

 坂本さんが理事を務めたNPO法人「神戸外国人居留地研究会」理事長の神木哲男・神戸大名誉教授は「市職員の時から建物の保存に取り組み、神戸のまちへの思いは強かった。真面目で、こつこつと研究を進められていた」と悼んだ。(堀井正純、田中宏樹)

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