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北摂三田高校吹奏楽部によるサロンコンサート。多くの入館者が耳をすませた=8月11日、兵庫県立人と自然の博物館
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北摂三田高校吹奏楽部によるサロンコンサート。多くの入館者が耳をすませた=8月11日、兵庫県立人と自然の博物館

 兵庫県立人と自然の博物館(三田市弥生が丘6)が高校との連携強化に力を入れている。小学生や親子連れが多く来館する一方、高校生は足が遠のきがちな“谷間世代”。4月の入館無料化を機に間口を広げ、世代に関係なく学べる博物館を目指す。(神谷千晶)

 普段は子どもらでにぎわう館内に、迫力ある生演奏が響いた。8月中旬、北摂三田高校吹奏楽部が開いたミニコンサート。偶然訪れた親子連れもリズムに引き寄せられ、手拍子を合わせる。2年生部員でウッディタウンに住む古川真衣さん(16)は「昔は時々遊びに来たけど、最近は全然。こんな機会をもらえてうれしい」と笑顔を見せた。

 自然史系の研究や収集・展示に取り組む同館は、1992年の開館当初、中高生以上の来館を想定して展示内容を構成した。だがふたを開けてみると小学生以下やその保護者が多く、それに応じて子ども向けプログラムを充実させてきた。

 16年度の入館者のうち就学前は約1万4800人、小中学生は約2万8200人。一方、高校生は1452人だった。担当者は「頻繁に来てくれるのは子どもの時か、子どもを持った時か。その間の時期は足が遠のいてしまう」と嘆く。

 若い世代に学ぶ機会を-と、県が17年度から同館など11の県立施設で高校生の利用を無料化。それを機にもっと活用を促そうと近隣の高校に呼び掛け始めた。

 第1弾として6月、篠山東雲高で農業を学ぶ生徒らが同館玄関前の花壇に植栽。7、8月には北摂三田高の邦楽部や吹奏楽部がサロンコンサートを開催した。10月からは、三田西陵高で教育職を目指す「子どもみらい類型」の生徒が、読み聞かせイベントを開く計画という。

 「学校の取り組みを実践・発表する場として活用してもらうとともに、来館者にも喜ばれれば」と同館生涯学習課の安井健二課長。植物や昆虫、地層、恐竜化石など多彩な専門の研究員がおり、「身近に接することで、興味の幅や将来の選択肢を広げるヒントにしてほしい」と期待を込める。

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